coder.replace
生成コード内で現在の MATLAB 関数実装をコード置換ライブラリ関数に置換
説明
coder.replace(
は、現在の関数実装をコード置換ライブラリ関数に置き換えます。 ifNoReplacement
)
コード生成中に、MATLAB® 関数で coder.replace
を呼び出すと、コード ジェネレーターはコード置換ライブラリのルックアップを実行して関数シグネチャを探します。
[y1_type, y2_type,..., yn_type]=fcn(x1_type, x2_type,...,xn_type)
x1_type, x2_type,...,xn_type
で、実装から導出される出力型は y1_type, y2_type,..., yn_type
です。登録されているコード置換ライブラリで MATLAB 関数との一致が見つかった場合、MATLAB 関数の内容は破棄され、コード置換ライブラリ関数の呼び出しに置き換えられます。一致が見つからない場合、コードは置換を行わずに生成されます。 coder.replace
はコード生成にのみ影響するため、MATLAB コードまたは MEX 関数の生成を変更することはありません。coder.replace
は、置換関数の実装と同等の動作を示す MATLAB 関数を置き換えるためのものです。MATLAB 関数本体が空であるか、置換関数の実装と同等でない場合は、生成コードから削除される可能性があります。シミュレーションには置換前の MATLAB 関数が使用されます。置換後のシミュレーションとコード生成の数値結果は自分で検証する必要があります。
例
入力引数
ヒント
coder.replace
には Embedded Coder® のライセンスが必要です。coder.replace
はコード生成関数であるため、MATLAB コードまたは MEX 関数の生成を変更することはありません。coder.replace
は、関数内で複数回呼び出すことを目的としていません。coder.replace
は、条件式およびループ内で使用することを目的としていません。coder.replace
では、コード置換ライブラリのルックアップ中の飽和モードと丸めモードはサポートされません。coder.replace
では、varargout
はサポートされません。coder.replace
では、データ配置を必要とする関数の置換はサポートされません。coder.replace
では、可変サイズ入力をもつ MATLAB 関数の置換はサポートされません。
拡張機能
バージョン履歴
R2012b で導入