ロジック アナライザーの構成
ロジック アナライザーを開いて、ツールストリップから [設定] を選択します。グローバル設定ダイアログ ボックスが開きます。グローバル設定よりも、個々の信号に関する設定変更の方が優先されます。ロジック アナライザーでの設定の変更はモデル (Simulink®) または System object™ (MATLAB®) と共に保存されます。
信号の表示の [基数] を次のいずれかに設定します。
16 進数
— 値を 0 ~ 9 および A ~ F のシンボルとして表示します。8 進数
— 値を 0 ~ 7 の数値として表示します。バイナリ
— 値を 0 と 1 として表示します。符号付き 10 進数
— 符号付きの格納された整数値を表示します。符号なし 10 進数
— 格納された整数値を表示します。
表示の [形式] を次のいずれかに設定します。
自動
— 浮動小数点信号は[アナログ]
形式で表示し、整数および固定小数点信号は[デジタル]
形式で表示します。boolean 信号は 0 または 1 として表示されます。アナログ
— 値をアナログ プロットとして表示します。デジタル
— 値をデジタル遷移として表示します。
表示の [時間単位] を次のいずれかに設定します。
自動
— 現在のプロットに表示されている時間範囲に適した時間スケールを使用します。秒
ミリ秒
マイクロ秒
ナノ秒
ピコ秒
フェムト秒
[boolean の強調表示] を次のいずれかに設定します。
なし
行
— Boolean 信号の行全体に対して強調表示された背景が追加されます。boolean 信号に対する強調表示を追加するには、[ブール値の強調表示] を選択します。
勾配
— 値に基づいて Boolean 信号を強調する色を追加します。信号値がtrue
の場合、強調表示が下にフェード アウトします。信号値がfalse
の場合は、信号が上にフェード アウトします。このオプションを使用することで、信号の値を視覚的に推測できます。
次のグローバル設定の説明については、グラフィックスを参照してください。[波形の色]
、[座標軸の色]
、[高さ]
、[フォント サイズ]
および [間隔]
。[フォント サイズ]
は座標軸内のテキストにのみ適用されます。
既定の設定では、シミュレーションが停止するとロジック アナライザーの画面上にシミュレーション時間のすべてのデータが表示されます。この動作が望ましくない場合は、[停止時にビューに合わせる] をオフにします。シミュレーション時間が長い場合、このオプションは無効になります。
パス情報を含めずに波形の略称を表示するには、[波形名の略称の表示] を選択します。
固定小数点および整数の信号を展開して個々のビットを表示できます。[最初に最下位ビットを表示] オプションを使用すると、表示されるビットの順序を反対にできます。
ログ記録したバス信号をロジック アナライザーにストリーミングする場合、[バス要素の名前を表示] オプションを使用してバス内の信号の名前を表示できます。バス要素の名前を表示するには、次を行います。
ログ記録するバス信号を追加します。
ロジック アナライザーの設定で、[バス要素の名前を表示] チェック ボックスをオンにします。
シミュレーションを実行します。
バス信号を展開するとバス信号名が表示されます。
いくつかの特殊な状況:
信号に名前がない場合、ロジック アナライザーは代わりにブロック名を表示します。
バスがバス オブジェクトの場合、ロジック アナライザーには Bus Object Editor で指定したバス要素の名前が表示されます。
いずれかのバス要素に配列が含まれている場合、配列の各要素には要素のインデックスが付加されます。
バス要素に複素数の要素をもつ配列が含まれている場合、実数値と複素数値 (
i
) は分離されます。Gain ブロックを介して渡されたバス信号には、
Gain(1)
、Gain(2)
、...Gain(n)
のラベルが付けられます。バスにバスの配列が含まれている場合、ロジック アナライザーによって要素名の前にバス配列のインデックスが付加されます。