removeconstantrows

定数値での行の削除による行列の処理

構文

[Y,PS] = removeconstantrows(X,max_range)
[Y,PS] = removeconstantrows(X,FP)
Y = removeconstantrows('apply',X,PS)
X = removeconstantrows('reverse',Y,PS)

説明

removeconstantrows は、定数値で行を削除して行列を処理します。

[Y,PS] = removeconstantrows(X,max_range) は、X およびオプションのパラメーターを取ります。

X

N 行 Q 列の行列

max_range

削除する行の値の最大範囲 (既定は 0)

これは、以下を返します。

Y

N - M 行が削除された、M 行 Q 列の行列

PS

値の一貫した処理を可能にする処理設定

[Y,PS] = removeconstantrows(X,FP) は、struct としてパラメーター FP.max_range を取ります。

Y = removeconstantrows('apply',X,PS) は、X と設定 PS を指定すると、Y を返します。

X = removeconstantrows('reverse',Y,PS) は、Y と設定 PS を指定すると、X を返します。

入力行列にある NaN 値はすべて欠損データとして扱われ、一意の値とはみなされません。そのため、たとえば、removeconstantrows は行列 [1 1 1 NaN; 1 1 1 2] の最初の行を削除します。

例

定数値をもつ行が削除されるように行列を構成します。

x1 = [1 2 4; 1 1 1; 3 2 2; 0 0 0];
[y1,PS] = removeconstantrows(x1);

y1 =
     1     2     4
     3     2     2

PS = 
    max_range: 0
         keep: [1 3]
       remove: [2 4]
        value: [2x1 double]
        xrows: 4
        yrows: 2
    constants: [2x1 double]
    no_change: 0

次に、新しい値に同じ処理設定を適用します。

x2 = [5 2 3; 1 1 1; 6 7 3; 0 0 0];
y2 = removeconstantrows('apply',x2,PS)

5     2     3
6     7     3

y1 の処理を逆にして、元の行列 x1 を取得します。

x1_again = removeconstantrows('reverse',y1,PS)

1     2     4
1     1     1
3     2     2
0     0     0

バージョン履歴

R2006a で導入

参考

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