batchNormalizationLayer
バッチ正規化層
説明
バッチ正規化層は、観測値全体におけるデータ ミニバッチの正規化を、各チャネルについて個別に行います。畳み込みニューラル ネットワークの学習速度を上げ、ネットワークの初期化に対する感度を下げるには、畳み込み層の間にあるバッチ正規化層と、ReLU 層などの非線形性を使用します。
正規化後、この層は、学習可能なスケール係数 γ だけ入力をスケーリングし、それを学習可能なオフセット β だけシフトします。
作成
説明
は、バッチ正規化層を作成します。layer
= batchNormalizationLayer
は、バッチ正規化層を作成し、1 つ以上の名前と値のペアを使用して、オプションの layer
= batchNormalizationLayer(Name,Value
)TrainedMean
、TrainedVariance
、Epsilon
、パラメーターと初期化、学習率および正則化、および Name
の各プロパティを設定します。たとえば、batchNormalizationLayer('Name','batchnorm')
は、'batchnorm'
という名前のバッチ正規化層を作成します。
プロパティ
バッチ正規化
TrainedMean
— 予測に使用される平均統計値
数値ベクトル
予測に使用される平均統計値。チャネルごとの平均値の数値ベクトルとして指定します。
層入力のタイプに応じて、関数 trainnet
および dlnetwork
は、次のサイズをもつようにこのプロパティを自動的に形状変更します。
層入力 | プロパティ サイズ |
---|---|
特徴入力 | NumChannels 行 1 列 |
ベクトル シーケンス入力 | |
1 次元イメージ入力 | 1×NumChannels |
1 次元イメージ シーケンス入力 | |
2 次元イメージ入力 | 1×1×NumChannels |
2 次元イメージ シーケンス入力 | |
3 次元イメージ入力 | 1×1×1×NumChannels |
3 次元イメージ シーケンス入力 |
BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'moving'
である場合、学習中に実行時推定を使用してバッチ正規化統計量が近似され、学習後に TrainedMean
プロパティと TrainedVariance
プロパティがそれぞれ平均と分散の最新の移動推定値に設定されます。
BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'population'
である場合、ネットワークの学習終了後にデータが再度渡され、TrainedMean
プロパティと TrainedVariance
プロパティがそれぞれ学習データ セット全体から計算された平均と分散に設定されます。
層は TrainedMean
と TrainedVariance
を使用して、予測時に入力を正規化します。
データ型: single
| double
TrainedVariance
— 予測に使用される分散統計値
数値ベクトル
予測に使用される分散統計値。チャネルごとの分散値の数値ベクトルとして指定します。
層入力のタイプに応じて、関数 trainnet
および dlnetwork
は、次のサイズをもつようにこのプロパティを自動的に形状変更します。
層入力 | プロパティ サイズ |
---|---|
特徴入力 | NumChannels 行 1 列 |
ベクトル シーケンス入力 | |
1 次元イメージ入力 | 1×NumChannels |
1 次元イメージ シーケンス入力 | |
2 次元イメージ入力 | 1×1×NumChannels |
2 次元イメージ シーケンス入力 | |
3 次元イメージ入力 | 1×1×1×NumChannels |
3 次元イメージ シーケンス入力 |
BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'moving'
である場合、学習中に実行時推定を使用してバッチ正規化統計量が近似され、学習後に TrainedMean
プロパティと TrainedVariance
プロパティがそれぞれ平均と分散の最新の移動推定値に設定されます。
BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'population'
である場合、ネットワークの学習終了後にデータが再度渡され、TrainedMean
プロパティと TrainedVariance
プロパティがそれぞれ学習データ セット全体から計算された平均と分散に設定されます。
層は TrainedMean
と TrainedVariance
を使用して、予測時に入力を正規化します。
データ型: single
| double
Epsilon
— ミニバッチの分散に加算する定数
1e-5
(既定値) | 正のスカラー
ミニバッチの分散に加算する定数。正のスカラーとして指定します。
ソフトウェアは、正規化の前にミニバッチの分散にこの定数を加算して、数値安定性を確保し、ゼロ除算を回避します。
R2023a より前: Epsilon
は 1e-5
以上でなければなりません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
NumChannels
— 入力チャネル数
'auto'
(既定値) | 正の整数
この プロパティ は読み取り専用です。
入力チャネル数。次のいずれかとして指定します。
'auto'
— 学習時に入力チャネルの数を自動的に決定します。正の整数 — 指定された数の入力チャネルの層を構成します。
NumChannels
と層入力データのチャネル数は一致しなければなりません。たとえば、入力が RGB イメージの場合、NumChannels
は 3 でなければなりません。入力が 16 個のフィルターをもつ畳み込み層の出力である場合、NumChannels
は 16 でなければなりません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
| char
| string
パラメーターと初期化
ScaleInitializer
— チャネル スケール係数を初期化する関数
'ones'
(既定値) | 'narrow-normal'
| 関数ハンドル
チャネル スケール係数を初期化する関数。次のいずれかに指定します。
'ones'
– 1 でチャネル スケール係数を初期化します。'zeros'
– 0 でチャネル スケール係数を初期化します。'narrow-normal'
– 平均 0、標準偏差 0.01 の正規分布から個別にサンプリングを行って、チャネル スケール係数を初期化します。関数ハンドル – カスタム関数でチャネル スケール係数を初期化します。関数ハンドルを指定する場合、関数は
scale = func(sz)
という形式でなければなりません。ここで、sz
はスケールのサイズです。例については、カスタム重み初期化関数の指定を参照してください。
この層では、Scale
プロパティが空の場合にのみチャネル スケール係数が初期化されます。
データ型: char
| string
| function_handle
OffsetInitializer
— チャネル オフセットを初期化する関数
'zeros'
(既定値) | 'ones'
| 'narrow-normal'
| 関数ハンドル
チャネル オフセットを初期化する関数。次のいずれかに指定します。
'zeros'
– 0 でチャネル オフセットを初期化します。'ones'
– 1 でチャネル オフセットを初期化します。'narrow-normal'
– 平均 0、標準偏差 0.01 の正規分布から個別にサンプリングを行って、チャネル オフセットを初期化します。関数ハンドル – カスタム関数でチャネル オフセットを初期化します。関数ハンドルを指定する場合、関数は
offset = func(sz)
という形式でなければなりません。ここで、sz
はスケールのサイズです。例については、カスタム重み初期化関数の指定を参照してください。
この層では、Offset
プロパティが空の場合にのみチャネル オフセットが初期化されます。
データ型: char
| string
| function_handle
Scale
— チャネル スケール係数
[]
(既定値) | 数値配列
チャネル スケール係数 γ。数値配列として指定します。
チャネル スケール係数は学習可能なパラメーターです。関数 trainnet
を使用してネットワークに学習させるとき、または dlnetwork
オブジェクトを初期化するときに、Scale
が空でない場合、ソフトウェアは Scale
プロパティを初期値として使用します。Scale
が空の場合、ScaleInitializer
によって指定された初期化子が使用されます。
層入力のタイプに応じて、関数 trainnet
および dlnetwork
は、次のサイズをもつようにこのプロパティを自動的に形状変更します。
層入力 | プロパティ サイズ |
---|---|
特徴入力 | NumChannels 行 1 列 |
ベクトル シーケンス入力 | |
1 次元イメージ入力 | 1×NumChannels |
1 次元イメージ シーケンス入力 | |
2 次元イメージ入力 | 1×1×NumChannels |
2 次元イメージ シーケンス入力 | |
3 次元イメージ入力 | 1×1×1×NumChannels |
3 次元イメージ シーケンス入力 |
データ型: single
| double
Offset
— チャネル オフセット
[]
(既定値) | 数値配列
チャネル オフセット β。数値ベクトルとして指定します。
チャネル オフセットは学習可能なパラメーターです。関数 trainnet
を使用してネットワークに学習させるとき、または dlnetwork
オブジェクトを初期化するときに、Offset
が空でない場合、ソフトウェアは Offset
プロパティを初期値として使用します。Offset
が空の場合、OffsetInitializer
によって指定された初期化子が使用されます。
層入力のタイプに応じて、関数 trainnet
および dlnetwork
は、次のサイズをもつようにこのプロパティを自動的に形状変更します。
層入力 | プロパティ サイズ |
---|---|
特徴入力 | NumChannels 行 1 列 |
ベクトル シーケンス入力 | |
1 次元イメージ入力 | 1×NumChannels |
1 次元イメージ シーケンス入力 | |
2 次元イメージ入力 | 1×1×NumChannels |
2 次元イメージ シーケンス入力 | |
3 次元イメージ入力 | 1×1×1×NumChannels |
3 次元イメージ シーケンス入力 |
データ型: single
| double
MeanDecay
— 移動平均を計算するための減衰値
0.1 (既定値) | 0
~ 1
の数値スカラー
移動平均を計算するための減衰値。0
~ 1
の数値スカラーとして指定します。
関数 trainNetwork
または trainnet
を使用するとき、BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'moving'
である場合、各反復において、層は次を使用して移動平均値を更新します。
ここで、 は更新後の平均、 は平均の減衰値、 は層入力の平均、 は移動平均の最新値を表します。
関数 trainNetwork
または trainnet
を使用するとき、BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'population'
である場合、このオプションは効果がありません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
VarianceDecay
— 移動分散を計算するための減衰値
0.1 (既定値) | 0
~ 1
の数値スカラー
移動分散を計算するための減衰値。0
~ 1
の数値スカラーとして指定します。
関数 trainNetwork
または trainnet
を使用するとき、BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'moving'
である場合、各反復において、層は次を使用して移動分散値を更新します。
ここで、 は更新後の分散、 は分散の減衰値、 は層入力の分散、 は移動分散の最新値を表します。
関数 trainNetwork
または trainnet
を使用するとき、BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'population'
である場合、このオプションは効果がありません。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
学習率および正則化
ScaleLearnRateFactor
— スケール係数の学習率係数
1
(既定値) | 非負のスカラー
スケール係数の学習率係数。非負のスカラーとして指定します。
この係数にグローバル学習率が乗算されて、層のスケール係数の学習率が決定されます。たとえば、ScaleLearnRateFactor
が 2
の場合、層のスケール係数の学習率は現在のグローバル学習率の 2 倍になります。関数 trainingOptions
で指定された設定に基づいて、グローバル学習率が決定されます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
OffsetLearnRateFactor
— オフセットの学習率係数
1
(既定値) | 非負のスカラー
オフセットの学習率係数。非負のスカラーとして指定します。
この係数にグローバル学習率が乗算されて、層のオフセットの学習率が決定されます。たとえば、OffsetLearnRateFactor
が 2
の場合、層のオフセットの学習率は現在のグローバル学習率の 2 倍になります。関数 trainingOptions
で指定された設定に基づいて、グローバル学習率が決定されます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
ScaleL2Factor
— スケール係数の L2 正則化係数
1
(既定値) | 非負のスカラー
スケール係数の L2 正則化係数。非負のスカラーとして指定します。
この係数にグローバル L2 正則化係数が乗算されて、層のスケール係数の学習率が決定されます。たとえば、ScaleL2Factor
が 2
の場合、層のオフセットの L2 正則化はグローバル L2 正則化係数の 2 倍になります。グローバル L2 正則化係数は、関数 trainingOptions
を使用して指定できます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
OffsetL2Factor
— オフセットの L2 正則化係数
1
(既定値) | 非負のスカラー
オフセットの L2 正則化係数。非負のスカラーとして指定します。
この係数にグローバル L2 正則化係数が乗算されて、層のオフセットの学習率が決定されます。たとえば、OffsetL2Factor
が 2
の場合、層のオフセットの L2 正則化はグローバル L2 正則化係数の 2 倍になります。グローバル L2 正則化係数は、関数 trainingOptions
を使用して指定できます。
データ型: single
| double
| int8
| int16
| int32
| int64
| uint8
| uint16
| uint32
| uint64
層
NumInputs
— 入力の数
1
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
層への入力の数。1
として返されます。この層は単一の入力のみを受け入れます。
データ型: double
InputNames
— 入力名
{'in'}
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
入力名。{'in'}
として返されます。この層は単一の入力のみを受け入れます。
データ型: cell
NumOutputs
— 出力の数
1
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
層からの出力の数。1
として返されます。この層には単一の出力のみがあります。
データ型: double
OutputNames
— 出力名
{'out'}
(既定値)
この プロパティ は読み取り専用です。
出力名。{'out'}
として返されます。この層には単一の出力のみがあります。
データ型: cell
例
バッチ正規化層の作成
BN1
という名前のバッチ正規化層を作成します。
layer = batchNormalizationLayer(Name="BN1")
layer = BatchNormalizationLayer with properties: Name: 'BN1' NumChannels: 'auto' Hyperparameters MeanDecay: 0.1000 VarianceDecay: 0.1000 Epsilon: 1.0000e-05 Learnable Parameters Offset: [] Scale: [] State Parameters TrainedMean: [] TrainedVariance: [] Use properties method to see a list of all properties.
Layer
配列にバッチ正規化層を含めます。
layers = [ imageInputLayer([32 32 3]) convolution2dLayer(3,16,Padding=1) batchNormalizationLayer reluLayer maxPooling2dLayer(2,Stride=2) convolution2dLayer(3,32,Padding=1) batchNormalizationLayer reluLayer fullyConnectedLayer(10) softmaxLayer ]
layers = 10x1 Layer array with layers: 1 '' Image Input 32x32x3 images with 'zerocenter' normalization 2 '' 2-D Convolution 16 3x3 convolutions with stride [1 1] and padding [1 1 1 1] 3 '' Batch Normalization Batch normalization 4 '' ReLU ReLU 5 '' 2-D Max Pooling 2x2 max pooling with stride [2 2] and padding [0 0 0 0] 6 '' 2-D Convolution 32 3x3 convolutions with stride [1 1] and padding [1 1 1 1] 7 '' Batch Normalization Batch normalization 8 '' ReLU ReLU 9 '' Fully Connected 10 fully connected layer 10 '' Softmax softmax
アルゴリズム
バッチ正規化層
バッチ正規化層は、観測値全体におけるデータ ミニバッチの正規化を、各チャネルについて個別に行います。畳み込みニューラル ネットワークの学習速度を上げ、ネットワークの初期化に対する感度を下げるには、畳み込み層の間にあるバッチ正規化層と、ReLU 層などの非線形性を使用します。
この層はまず、ミニバッチの平均を減算し、ミニバッチの標準偏差で除算することにより、各チャネルの活性化を正規化します。さらに、この層は、学習可能なオフセット β だけ入力をシフトし、それを学習可能なスケール係数 γ でスケーリングします。β と γ はそれら自体が学習可能なパラメーターであり、ネットワークの学習中に更新されます。
バッチ正規化層は、ニューラル ネットワークを通じて伝播される活性化と勾配を正規化します。これにより、ネットワークの学習は簡単な最適化問題になります。この事実を十分に活用するために、学習率を増やすことができます。この最適化問題は簡単なため、パラメーターの更新量が大きくなり、ネットワークの学習時間を短縮できます。また、L2 とドロップアウト正則化を小さくすることもできます。バッチ正規化層では、学習中の特定のイメージの活性化は、同じミニバッチにどのイメージが現れるかによって異なります。この正則化の効果を十分に活用するには、すべての学習エポックの前に学習データをシャッフルします。学習中にデータをシャッフルする頻度を指定するには、trainingOptions
の名前と値のペアの引数 'Shuffle'
を使用します。
バッチ正規化演算は、各チャネルについて、空間領域、時間領域、および観測値の各次元における平均 μB と分散 σB2 をまず計算することで、入力の要素 xi を正規化します。その後、正規化された活性化を次のように計算します。
ここで、ϵ は、分散が非常に小さいときに数値安定性を向上させる定数です。
ゼロ平均と単位分散をもつ入力がバッチ正規化後の演算に最適ではない可能性を考慮して、バッチ正規化演算は、次の変換を使用して活性化のさらなるシフトとスケーリングを行います。
ここで、オフセット β とスケール係数 γ は、ネットワークの学習中に更新される学習可能パラメーターです。
学習後にネットワークによる予測を行うには、バッチ正規化において一定の平均と分散を使用してデータを正規化する必要があります。この一定の平均と分散を取得するには、学習後に学習データから計算するか、実行中の統計計算を使用して学習中に近似値を計算します。
BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'moving'
である場合、学習中に実行時推定を使用してバッチ正規化統計量が近似され、学習後に TrainedMean
プロパティと TrainedVariance
プロパティがそれぞれ平均と分散の最新の移動推定値に設定されます。
BatchNormalizationStatistics
学習オプションが 'population'
である場合、ネットワークの学習終了後にデータが再度渡され、TrainedMean
プロパティと TrainedVariance
プロパティがそれぞれ学習データ セット全体から計算された平均と分散に設定されます。
層は TrainedMean
と TrainedVariance
を使用して、予測時に入力を正規化します。
層の入力形式と出力形式
層配列内または層グラフ内の層は、形式を整えた dlarray
オブジェクトとして後続の層にデータを渡します。dlarray
オブジェクトの形式は文字列で、各文字はデータ内の対応する次元を表します。この形式には次の文字が 1 つ以上含まれています。
"S"
— 空間"C"
— チャネル"B"
— バッチ"T"
— 時間"U"
— 指定なし
たとえば、4 次元配列として表された 2 次元イメージ データがあり、最初の 2 つの次元がイメージの空間次元に対応し、3 番目の次元がイメージのチャネルに対応し、4 番目の次元がバッチ次元に対応している場合、このイメージ データは "SSCB"
(空間、空間、チャネル、バッチ) という形式で表されます。
functionLayer
オブジェクトを使用するか、関数 forward
と関数 predict
を dlnetwork
オブジェクトと共に使用して、カスタム層の開発などの自動微分ワークフローで、これらの dlarray
オブジェクトを操作できます。
次の表は、BatchNormalizationLayer
オブジェクトでサポートされている入力形式、および対応する出力形式を示しています。ソフトウェアが nnet.layer.Formattable
クラスを継承していないカスタム層、または Formattable
プロパティが 0
(false
) に設定された FunctionLayer
オブジェクトに層の出力を渡す場合、その層は形式を整えていない dlarray
オブジェクトを受け取り、この表に示された形式に従って次元が並べられます。ここには一部の形式のみを示します。層では、追加の "S"
(空間) 次元または "U"
(未指定) 次元をもつ形式など、追加の形式がサポートされている場合があります。
入力形式 | 出力形式 |
---|---|
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|
dlnetwork
オブジェクトでは、BatchNormalizationLayer
オブジェクトもこれらの入力形式と出力形式の組み合わせをサポートします。
入力形式 | 出力形式 |
---|---|
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|
参照
[1] Ioffe, Sergey, and Christian Szegedy. “Batch Normalization: Accelerating Deep Network Training by Reducing Internal Covariate Shift.” Preprint, submitted March 2, 2015. https://arxiv.org/abs/1502.03167.
拡張機能
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GPU コード生成
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MATLAB コマンド
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