生成されたコードでの LAPACK 呼び出し
特定の線形代数関数に対して生成されたコードの実行速度を向上させるために、MATLAB® Coder™ は線形代数関数のコードを生成せずに LAPACK 関数の呼び出しを生成します。LAPACK は数値的線形代数のソフトウェア ライブラリです。MATLAB Coder は LAPACK への LAPACKE C インターフェイスを使用します。
MEX 生成の場合、線形代数関数の入力配列が特定の条件を満たす場合、コード ジェネレーターは LAPACK 呼び出しを生成します。スタンドアロン コード (ライブラリまたは実行可能プログラム) の場合、既定では、コード ジェネレーターは LAPACK 呼び出しを生成しません。LAPACK 呼び出しを生成するように指定すると、線形代数関数の入力配列が条件を満たす場合、コード ジェネレーターは LAPACK 呼び出しを生成します。生成されたスタンドアロン コードでの LAPACK 呼び出しを使用した線形代数の高速化を参照してください。
MEX 関数の場合、コード ジェネレーターは MATLAB に含まれている LAPACK ライブラリを使用します。MATLAB は、eig
や svd
などの一部の線形代数関数で LAPACK を使用します。スタンドアロン コードの場合、コード ジェネレーターは指定の LAPACK ライブラリを使用します。LAPACK ライブラリの指定を参照してください。