MATLAB コードから生成されたコードのビルドに使用するアプローチ

MATLAB^® コードから生成するコードのビルド (コンパイルおよびリンク) には、CMake またはツールチェーンのアプローチを使用できます。

• CMake — サードパーティが提供するオープンソースのビルド プロセス管理ツールです。構成 (CMakeLists.txt) ファイルを使用して、makefile、Ninja ファイル、Microsoft^® Visual Studio^® プロジェクトなど、ネイティブのビルド環境に対応する標準のビルド ファイルを生成します。MATLAB には CMake 実行可能ファイルが付属しています。MATLAB Coder™ では、CMake の 3.12.0 以降のバージョンをサポートしています。

  CMake および関連する CMakeLists.txt ファイルは C++ コードのビルドに広く使用され、コマンド ライン ツールと Microsoft Visual Studio、Microsoft Visual Studio Code、Xcode、CLion などの IDE で直接利用できます。

• ツールチェーン — ビルド プロセスで makefile を生成し、カスタム ツールチェーンをサポートします。MATLAB スクリプトを使用して定義したツールチェーン情報オブジェクトでビルド プロセスを制御できます。

各ビルド プロセスでは以下がサポートされます。

• コード生成構成パラメーター

• 関数 codebuild (Embedded Coder)

• Embedded Coder^® による SIL または PIL 実行

参考

coder.CodeConfig | coder.EmbeddedCodeConfig | codebuild (Embedded Coder)

関連するトピック

• Configure CMake Build Process
• Create Custom CMake Toolchain Definition
• MATLAB® Coder™ ビルド プロセスへのカスタム ツールチェーンの追加
• 64 ビット Windows® プラットフォームでの MSVC ツールチェーンを使用した 32 ビット DLL のビルド
• Simulink モデルから生成されたコードのビルドに使用するアプローチ (Embedded Coder)

外部の Web サイト

• https://cmake.org/