強制インクルード (-include
)
どのソース ファイルでも #include されるファイルを指定します。
R2023b 以降
説明
この名前のオプションは、Polyspace Platform (Polyspace Test) ユーザー インターフェイスでのみ利用可能です。標準の Polyspace® ユーザー インターフェイスにおける同等のオプションについては、インクルード (-include)
を参照してください。
どのソース ファイルでも #include されるファイルを指定します。これらの #include は前処理の前に追加されますが、元のソースは変更されません。これらのファイルを使用して、ソース コードでは定義されていない型などを定義します。このオプションは、オプション [インクルード] (-include)
と同等です。
オプションの設定
以下のいずれかの方法を使用してオプションを設定します。
Polyspace Platform ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成の [ビルド] タブで [ターゲットおよびコンパイラ] ノードを選択してから、このオプションのインクルード ファイル名を入力します。
コマンド ラインとオプション ファイル: オプション
-include
を使用します。コマンド ライン情報を参照してください。
このオプションを使用する理由
すべてのソース ファイルでファイルを #include
するのには多くの理由があります。
たとえば、コンパイル エラーに関するすべての回避方法を 1 つのヘッダー ファイルにまとめることができます。解析にこのヘッダー ファイルを指定するには、このオプションを使用します。Polyspace が特定のコンパイラ固有のキーワードを認識しないために、コンパイルの問題が発生しているとします。この問題を回避するには、ヘッダー ファイルでそのキーワードを #define
して、このヘッダー ファイルをこのオプションで指定します。
設定
既定値なし
解析に関係するそれぞれのファイルにインクルードされるファイル名を指定します。
この場合も、Polyspace は #include <include_file.h>
などの他の命令に従って動作します。
コマンド ライン情報
パラメーター: -include |
既定値: なし |
値: file (複数のファイルには -include を複数回使用) |
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -include `pwd`/sources/a_file.h -include /inc/inc_file.h |
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -include `pwd`/sources/a_file.h -include /inc/inc_file.h |
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -include `pwd`/sources/a_file.h -include /inc/inc_file.h |
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -include `pwd`/sources/a_file.h -include /inc/inc_file.h |
ヒント
ビルド プロセス中に、ファイル固有の include はプロジェクト レベルのビルド構成とマージされます。CMAKE ベースのツールチェーンでこのオプションを使用すると、警告が発生します。
バージョン履歴
R2023b で導入