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Embedded Coder で生成されたコードに対する既定の Polyspace オプション

既定のオプション

Embedded Coder®のコードに対し、ソフトウェアは既定で以下の検証オプションを設定します。

-sources path_to_source_code
-D PST_ERRNO
-D main=main_rtwec
-I matlabroot\polyspace\include
-I matlabroot\extern\include
-I matlabroot\rtw\c\libsrc
-I matlabroot\simulink\include 
-functions-to-stub=[rtIsNaN,rtIsInf,rtIsNaNF,rtIsInfF]
-results-dir results

メモ

matlabroot は MATLAB® のインストール フォルダーです。

制約指定

入力、パラメーター、および出力を指定された範囲内に制約できます。次のコンフィギュレーション パラメーターを使用します。

ソフトウェアは MATLAB のワークスペースとブロック パラメーターからの情報を使用して、Polyspace® 制約ファイルを自動的に作成します。

また、Polyspace ユーザー インターフェイスで制約ファイルを手動で定義することもできます。Polyspace 解析の外的制約の指定を参照してください。制約ファイルを定義すると、自動的に生成された情報が、作成する制約ファイルに追加されます。手動で定義した制約情報は、すべての変数について、自動的に生成された情報をオーバーライドします。

ソフトウェアは、次の種類の生成コードについて制約指定の自動的な生成をサポートします。

  • スタンドアロン モデルからのコード

  • 構成された関数のプロトタイプからのコード

  • 再利用可能なコード

  • 参照モデルおよびサブモデルからの生成コード

その他の情報

生成されたコードの Polyspace 解析に対する外的制約も参照してください。

生成コードの検証で推奨される Polyspace のオプション

Embedded Coder のコードでは、ソフトウェアは自動的に次の検証オプションの値を指定します。

  • -main-generator

  • -functions-called-in-loop

  • -functions-called-before-loop

  • -functions-called-after-loop

  • -variables-written-in-loop

  • -variables-written-before-loop

Embedded Coder は、オーバーフローの可能性がある生成されたコードの変数のラップアラウンドを実行します。Embedded Coder で生成されたコードに Code Prover 解析を実行するとき、Polyspace では以下のオプションを使用します。

  • -signed-integer-overflows warn-with-wrap-around

  • -unsigned-integer-overflows allow

これらのオプションでは、Embedded Coder で生成されたのではないコードを解析するときは別の既定値が使用される可能性があります。[符号付き整数のオーバーフロー モード] (-signed-integer-overflows) および[符号なし整数のオーバーフロー モード] (-unsigned-integer-overflows) を参照してください。

また、-server オプションでは、ソフトウェアは [Polyspace] ペインの [Polyspace server に送信] チェック ボックスで指定された値を使用します。これらの値は、Polyspace ユーザー インターフェイスの [コンフィギュレーション] ペインの該当するオプションの値をオーバーライドします。

Polyspace の [コンフィギュレーション] ペインからは Polyspace Project の他の検証オプションを指定できます。Simulink での Polyspace オプションの設定を参照してください。

SimulinkPolyspace の間のハードウェア マッピング

ターゲットの語長バイト順 (エンディアン) が Simulink® モデルのハードウェア構成の設定から自動的にインポートされます。Simulink の [コンフィギュレーション パラメーター][ハードウェア実行] ペインの [デバイス ベンダー] および [デバイス タイプ] の設定が、Polyspace の [コンフィギュレーション] ペインの [ターゲット プロセッサ タイプ] 設定にマップされます。

ソフトウェアは検証のために汎用ターゲットを作成します。