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Renesas コンパイラ (-compiler renesas)

Renesas コンパイラの指定

説明

Renesas® コンパイラを使用してコードをコンパイルする場合は、[コンパイラ] (-compiler) オプションに [renesas] を指定します。コンパイラを指定することによって、規格に含まれていなくても言語拡張に含まれている構文によるコンパイル エラーを回避できます。

次に、ターゲット プロセッサ タイプを指定します。[コンパイラ][renesas] を選択すると、Polyspace® デスクトップ製品のユーザー インターフェイスには、Renesas コンパイラで許容されるプロセッサのみが表示されます。選択するターゲット プロセッサに応じて、基本的なデータ型のサイズ、ターゲット マシンのエンディアンおよび特定のキーワード定義が決まります。

[renesas] コンパイラを指定する場合は、コンパイラ ヘッダー ファイルへのパスを指定しなければなりません。Polyspace 解析への標準ライブラリ ヘッダーの指定を参照してください。

設定

ターゲットでは、基本的な型に対して以下のビット サイズが既定で使用されます。Polyspace デスクトップ製品のユーザー インターフェイスには、これらのサイズが表示されません。

ターゲットcharshortintlonglong longfloatdoublelong doubleptrchar の既定の符号エンディアンアライメントsize_t の定義wchar_t の定義
rl7881616326432323216符号なしリトル16符号なし int 型符号なし short 型
rh85081632326432646432符号なしリトル32符号なし int 型short
rx81632326432323232符号なしリトル32符号なし int 型short
sh81632326432646432符号付きリトル32符号なし long 型N/A

コンパイラの仕様では、多くのコンパイラ固有のマクロの値も決定されます。Polyspace で特定のマクロがどのように定義されるかを確認するには、オプション -dump-preprocessing-info を使用します。

コマンド ライン情報

パラメーター: -compiler renesas -target
値: rl78 | rh850 | rx | sh
既定値: rl78
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -compiler renesas -target rx
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -compiler renesas -target rx
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -compiler renesas -target rx
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -compiler renesas -target rx

ヒント

IDE で Polyspace as You Code の拡張機能を使用する場合は、このオプションを解析オプション ファイルに入力します。オプション ファイルを参照してください。

バージョン履歴

R2018b で導入