-incremental
解析中のインクリメンタル コンパイルの有効化
R2022a 以降
構文
-incremental
説明
このオプションは Bug Finder 解析にのみ影響します。
-incremental
は、Polyspace® 解析のコンパイル段階でインクリメンタル モードを有効にします。このオプションは、より高速な複数ファイル解析を実行する場合に使用します。
ユーザー インターフェイス (Polyspace デスクトップ製品のみ) から解析を実行する場合は、このオプションを [構成] ペインの [詳細設定] ノードの [その他] フィールドに入力します。Other
を参照してください。
このモードでは、初期解析の実行後、以下のいずれかが当てはまる場合にのみ、Polyspace が解析中にファイルを再コンパイルします。
ソース ファイルを編集した場合。Polyspace は、最後の解析以降の編集を使用してすべてのソース ファイルを再コンパイルします。
ヘッダー ファイルを編集した場合。Polyspace は、編集されたヘッダー ファイルに対する依存関係を宣言したすべてのファイルを再コンパイルします。
解析オプションを変更した場合。Polyspace は、すべてのファイルを再コンパイルします。Polyspace は、以下のオプションに対する変更を無視します。
このオプションを使用する場合は、すべての解析実行で同じ結果フォルダーが使用されていることを確認してください。ユーザー インターフェイスでツールバーに移動し、[Bug Finder の実行] 、 [Bug Finder 結果フォルダーの新規作成] が選択されていないことを確認します。
例
ファイル sources.txt
でソースのリストを指定し、ファイル opts.txt
で解析オプションのリストを指定して、解析のインクリメント モードを有効にします。
Polyspace Bug Finder™
polyspace-bug-finder -sources-list-file sources.txt -options-file opts.txt -incremental -results-dir .
Polyspace Bug Finder Server™
polyspace-bug-finder-server -sources-list-file sources.txt -options-file opts.txt -incremental -results-dir .
ヒント
ヘッダーをプロジェクトに追加し、同じ名前のヘッダーが既に別のフォルダー内に存在していた場合 (たとえば、componentB/myHeader.h
が既に存在している状態で componentA/myHeader.h
を追加した場合) は、新しいヘッダーによって再コンパイルがトリガーされることはありません。
バージョン履歴
R2022a で導入