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ARM v5 コンパイラ (-compiler armcc)

ARM v5 コンパイラの指定

説明

ARM v5 コンパイラを使用してコードをコンパイルする場合は、[コンパイラ] (-compiler) オプションに [armcc] を指定します。コンパイラを指定することによって、規格に含まれていなくても言語拡張に含まれている構文によるコンパイル エラーを回避できます。

次に、ターゲット プロセッサ タイプを指定します。[コンパイラ][armcc] を選択すると、Polyspace® デスクトップ製品のユーザー インターフェイスには、ARM v5 コンパイラで許容されるプロセッサのみが表示されます。選択するターゲット プロセッサに応じて、基本的なデータ型のサイズ、ターゲット マシンのエンディアンおよび特定のキーワード定義が決まります。

[armcc] コンパイラを指定する場合は、コンパイラ ヘッダー ファイルへのパスを指定しなければなりません。Polyspace 解析への標準ライブラリ ヘッダーの指定を参照してください。

設定

ターゲットでは、基本的な型に対して以下のビット サイズが既定で使用されます。Polyspace デスクトップ製品のユーザー インターフェイスには、これらのサイズが表示されません。

ターゲットcharshortintlonglong longfloatdoublelong doubleptrchar の既定の符号エンディアンアライメントsize_t の定義wchar_t の定義
arm81632326432646432符号なしリトル64符号なし int 型符号なし short 型

コンパイラの仕様では、多くのコンパイラ固有のマクロの値も決定されます。Polyspace で特定のマクロがどのように定義されるかを確認するには、オプション -dump-preprocessing-info を使用します。

コマンド ライン情報

パラメーター: -compiler armcc -target
値: arm
既定値: arm
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -compiler armcc -target arm
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -compiler armcc -target arm
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -compiler armcc -target arm
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -compiler armcc -target arm

ヒント

IDE で Polyspace as You Code の拡張機能を使用する場合は、このオプションを解析オプション ファイルに入力します。オプション ファイルを参照してください。

バージョン履歴

R2019a で導入