AUTOSAR 定数メモリの設定
AUTOSAR アプリケーション用に AUTOSAR 定数メモリをモデル化できます。AUTOSAR 定数メモリをモデル化するには、定数メモリ定義を ARXML ファイルからインポートするか、定数メモリのコンテンツを Simulink® で作成します。定数メモリの上位のワークフローの詳細については、静的メモリおよび定数メモリを参照してください。
AUTOSAR 定数メモリ (ConstantMemory
) は、Simulink 内部グローバル パラメーターに対応します。AUTOSAR ランタイム環境では、キャリブレーション ツールでキャリブレーションおよび測定のための ConstantMemory
ブロックにアクセスできます。
AUTOSAR 定数メモリをモデル化するには、モデルで Simulink モデル ワークスペース パラメーターを使用します。AUTOSAR モデルでモデル ワークスペース パラメーター データ用の ConstantMemory
ブロックを生成するには、コード マッピング エディターを開きます。[パラメーター] タブを使用してパラメーターを ConstantMemory
にマッピングします。以下に例を示します。
ConstantMemory
ブロックの生成対象となるモデル ワークスペース パラメーターが含まれる AUTOSAR モデルを開きます。この例では、モデルautosar_swc_counter
を使用します。AUTOSAR コード パースペクティブで、コード マッピング エディターを開き、[パラメーター] タブを選択します。使用可能なパラメーターのリストで、
INC
を選択します。[マッピング先] ドロップダウン リストで、[ConstantMemory]
を選択します。定数メモリの AUTOSAR 属性を表示および変更するには、 アイコンをクリックします。パラメーター コードおよびキャリブレーション属性の詳細については、モデル ワークスペース パラメーターの AUTOSAR コンポーネント パラメーターへのマッピングを参照してください。
コードを生成すると、次のようになります。
エクスポートされた ARXML ファイルに
[ConstantMemory]
として設定したパラメーターのCONSTANT-MEMORYS
記述が含まれます。生成された C コードは定数メモリ パラメーターを宣言および参照します。