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AUTOSAR データ型の自動生成
AUTOSAR コンポーネント モデルの AUTOSAR 準拠 C コードを生成すると、Embedded Coder® でコード内に AUTOSAR プラットフォーム データ型が生成されます。AUTOSAR 型の生成では、Simulink® データ型置換を設定せずに、最上位モデル、参照モデル、および共有ユーティリティの AUTOSAR プラットフォーム データ型を生成できます。
AUTOSAR 規格は AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントで使用するプラットフォーム データ型を定義します。Simulink では、データ要素、オペレーション引数、キャリブレーション パラメーター、測定変数、インターランナブル変数などの要素で使用される AUTOSAR データ型をモデル化できます。AUTOSAR データ型をモデル化するには、対応する Simulink 組み込みデータ型を使用します。詳細については、AUTOSAR データ型のモデル化を参照してください。
AUTOSAR モデルを作成するときに、C コードの生成で、Simulink データ型が、対応する AUTOSAR プラットフォーム データ型に置き換えられます。AUTOSAR ディクショナリの [XML オプション] でプラットフォーム タイプ名を設定できます。詳細については、AUTOSAR プラットフォーム型を参照してください。
Simulink データ型 | AUTOSAR 3.x プラットフォーム型 | AUTOSAR 4.x プラットフォーム型 |
---|---|---|
boolean | Boolean | boolean |
single | Float | float32 |
double | Double | float64 |
int8 | SInt8 | sint8 |
int16 | SInt16 | sint16 |
int32 | SInt32 | sint32 |
int64 | SInt64 | sint64 |
uint8 | UInt8 | uint8 |
uint16 | UInt16 | uint16 |
uint32 | UInt32 | uint32 |
uint64 | UInt64 | uint64 |
AUTOSAR 3.x プラットフォーム名に対するサポートは、将来のリリースで削除される予定です。
たとえば、Gain ブロックと Delay ブロックを含むシンプルな AUTOSAR モデルを作成し、Gain ブロック パラメーター [出力データ型] を int8
に設定するとします。コードを生成するときに、Simulink データ型 int8
ではなく、AUTOSAR 準拠の C コードで AUTOSAR データ型 sint8
を参照します。
void Runnable_Step(void) { sint8 rtb_Delay; ... simple_DW.Delay_DSTATE[1] = (sint8)-rtb_Delay; }