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Function Inhibition Caller

AUTOSAR Function Inhibition Manager (FiM) サービス インターフェイス FunctionInhibition の呼び出し

R2020a 以降

  • Function Inhibition Caller block

ライブラリ:
AUTOSAR Blockset / Classic Platform / Basic Software / Function Inhibition Manager (FiM)

説明

AUTOSAR Classic Platform の場合、AUTOSAR 規格では、重要なサービスを AUTOSAR ランタイム環境 (RTE) で実行される基本ソフトウェア (BSW) の一部として定義しています。例としては、Diagnostic Event Manager (Dem)、Function Inhibition Manager (FiM) および NVRAM Manager (NvM) によって提供されるサービスがあります。AUTOSAR RTE では、AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントは通常、クライアント/サーバー通信を使用して BSW サービスにアクセスします。

AUTOSAR コンポーネントおよびサービスのシステムレベルでのモデル化とシミュレーションをサポートするために、AUTOSAR Blockset には AUTOSAR Basic Software ブロック ライブラリが備わっています。このライブラリには、AUTOSAR BSW サービスに対するコンポーネント呼び出しと BSW サービスの参照実装をモデル化するために、事前設定されたブロックが含まれています。

AUTOSAR 仕様で定義されているように、Function Inhibition Manager は、抑止条件付きの関数識別子 (FID) に基づいて、ソフトウェア コンポーネント ランナブルでの関数の実行を選択的に抑止 (アクティベーションを停止) する制御メカニズムを提供します。

抑止条件は診断イベントのステータスに基づいているため、Function Inhibition Manager は Diagnostic Event Manager に密接に関連しています。Function Inhibition Caller ブロックは FiM サービス インターフェイス FunctionInhibition を呼び出して、GetFunctionPermission オペレーションを初期化します。

パラメーター

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AUTOSAR ソフトウェア コンポーネントが FiM サービス インターフェイス FiM_FunctionInhibition の呼び出しに使用するクライアント ポートの名前を入力します。

このブロックは、FiM オペレーション GetFunctionPermission をサポートし、このオペレーションの入力端子と出力端子を生成します。このオペレーションは Function Inhibition Manager をクエリして、関連付けられている機能を実行する権限をもつかどうかを確認します。権限は、Diagnostic Service Component ブロックを使用して作成された抑止設定に基づいています。オペレーションは、機能に権限がある場合に true を返し、機能が抑止されている場合に false を返します。

[オペレーション] パラメーターは、モデルにおいて現在指定されているスキーマでサポートされているオペレーションに設定する必要があります。ブロック パラメーター ダイアログのオペレーションのリストは、現在のスキーマでサポートされているオペレーションを反映しています。

ブロックのサンプル時間。既定の設定では、ブロックはそのサンプル時間をモデルから継承するように設定されます。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020a で導入

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