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wrldmagm

World Magnetic Modelを使用する

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構文

[XYZ,H,D,I,F] = wrldmagm(height,latitude,longitude,decimalYear)
[XYZ,H,D,I,F] = wrldmagm(height,latitude,longitude,decimalYear,model)
[XYZ,H,D,I,F] = wrldmagm(height,latitude,longitude,decimalYear,'Custom',filename)

説明

[XYZ,H,D,I,F] = wrldmagm(height,latitude,longitude,decimalYear) は、World Magnetic Model(WMM) WMM2025 を使用して、特定の場所と時間における地球の磁場を計算します。

[XYZ,H,D,I,F] = wrldmagm(height,latitude,longitude,decimalYear,model) はWorld Magnetic Modelmodel を使用して地球の磁場を計算します。

[XYZ,H,D,I,F] = wrldmagm(height,latitude,longitude,decimalYear,'Custom',filename) は、WMM.cof ファイルで定義されたWorld Magnetic Modelを使用して地球の磁場を計算します。WMM.cof ファイルは、NOAA によって提供される元の形式である必要があります。

例

例

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この例では、WMM-2025 を使用して、2028 年 7 月 4 日にマサチューセッツ州ネイティック上空 1000 メートルの磁気モデルを計算する方法を示します。

[XYZ, H, DEC, DIP, F] = wrldmagm(1000, 42.283, -71.35, decyear(2028,7,4),'2025')
XYZ = 3×1
104 ×

    2.0139
   -0.4905
    4.6532


H = 
2.0727e+04

DEC = 
-13.6891

DIP = 
65.9899

F = 
5.0940e+04
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ダウンロードした WMM2020.COF ファイルを使用して、2020 年 7 月 4 日のマサチューセッツ州ネイティック上空 1000 メートルの磁気モデルを計算します。

[XYZ, H, D, I, F] = wrldmagm(1000, 42.283, -71.35, decyear(2020,7,4),'Custom','WMM2020.COF')
XYZ = 3×1
104 ×

    1.9738
   -0.5014
    4.7556


H = 
2.0364e+04

D = 
-14.2536

I = 
66.8184

F = 
5.1733e+04

入力引数

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WGS84 楕円体上の楕円体の高さ。スカラー値としてメートル単位で指定します。

データ型: double

測地緯度（度単位のスカラーとして指定）。北緯は正、南緯は負です。

この関数は、90 より大きく -90 より小さい緯度の値を受け入れます。

データ型: double

測地経度（度単位のスカラーとして指定）。東経は正、西経は負です。この関数は、180 より大きく -180 より小さい経度値を受け入れます。

データ型: double

スカラーとして指定された、10 進形式の年。この値には、すでに経過した年の任意の割合が入ります。

データ型: double

World Magnetic Model。文字ベクトルまたは文字列として指定されます。

モデル説明
'2025'WMM2025（元期2025-2030）。
'2020'WMM2020（元期2020～2025）。
'2015v2' または '2015'

WMM2015v2 (元期2015–2020)。

'2015v1'

WMM2015（元期2015～2020）。このバージョンは推奨されません。 代わりに '2015v2' (WMM2015v2) を使用してください。

'2010'

WMM2010（元期2010～2015）。

'2005'

WMM2005（元期2005～2010）。

'2000'

WMM2000（元期2000～2005）。

データ型: char | string

係数ファイル WMM.COF、https://www.ncei.noaa.gov/products/world-magnetic-model からダウンロードされました。

例: 'Custom','WMM.COF'

データ型: char | string

出力引数

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磁場ベクトル。ベクトルとして返されます (ナノテスラ単位)。XYZ は NED フレームで定義されます。

水平方向の強度。スカラー値として返されます（単位：ナノテスラ）。

赤緯、度単位のスカラーとして返されます (+ve 東)。

傾斜角は、度単位のスカラーとして返されます (+ve 下)。

総強度は、ナノテスラ (nT) 単位のスカラーとして返されます。

制限

  • WMM 仕様では、選択したモデル年の 1 月 1 日から始まるモデルの元期から 5 年後の信頼できるデータが生成されます。WMM 仕様では、地球の中心核による長波長の空間磁気変動のみが記述されています。地殻場（マントルと地殻）から生じる中波長および短波長の変動は含まれません。また、磁気嵐の際には絶えず発生し、擾乱場（オーロラ帯）ではほぼ絶えず発生する地磁気の大幅な変動も含まれていません。

  • この機能には、World Magnetic Model(WMM) の制限があります。WMM2025 は、World Magnetic Model2025 技術レポートに概説されているように、-1 km から 850 km の範囲で有効です。

  • WMM2015v2 は、2015 年 1 月 1 日から 2019 年 12 月 31 日までの北極地域でのパフォーマンス低下の問題を修正するために、2019 年 2 月に NOAA によってリリースされました。WMM2015v2 は WMM2015 に取って代わります。ナビゲーションやその他のシステムで使用する場合は、WMM2015 を WMM2015v2 に置き換えることを検討してください。北半球の緯度 55 度以下のシステムでは、WMM2015 を使用することは依然として可能です。

バージョン履歴

R2006b で導入

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参考

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外部の Web サイト