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igrfmagm

International Geomagnetic Reference Fieldを用いて地球の磁場と永年変化を計算する

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構文

[XYZ,H,D,I,F,DXDYDZ,DH,DD,DI,DF] = igrfmagm(height,latitude,longitude,decimalYear)
[XYZ,H,D,I,F,DXDYDZ,DH,DD,DI,DF] = igrfmagm(height,latitude,longitude,decimalYear,generation)

説明

[XYZ,H,D,I,F,DXDYDZ,DH,DD,DI,DF] = igrfmagm(height,latitude,longitude,decimalYear) は、International Geomagnetic Reference Field第 14 世代 (IGRF-14) を使用して、特定の場所と時間における地球の磁場と永年変化を計算します。

[XYZ,H,D,I,F,DXDYDZ,DH,DD,DI,DF] = igrfmagm(height,latitude,longitude,decimalYear,generation) はオプションで、異なる世代のInternational Geomagnetic Reference Field(IGRF-14、IGRF-13、IGRF-12、および IGRF-11) を使用します。

例

例

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この例では、IGRF-13 を使用して、2015 年 7 月 4 日にマサチューセッツ州ネイティック上空 1000 メートルの磁気モデルを計算する方法を示します。

[XYZ,H,D,I,F] = igrfmagm(1000,42.283,-71.35,decyear(2015,7,4),13)
XYZ = 1×3
104 ×

    1.9471   -0.5086    4.8177


H = 
2.0124e+04

D = 
-14.6381

I = 
67.3295

F = 
5.2212e+04
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この例では、IGRF-13 を使用して、2018 年 5 月 15 日にカンザス州ローレンス上空の 0 km および 10000 km における磁気モデルを計算する方法を示します。

h = [0,10000000]
h = 1×2

           0    10000000


lat = [38.957114,38.957114]
lat = 1×2

   38.9571   38.9571


lon = [-95.253997,-95.253997]
lon = 1×2

  -95.2540  -95.2540


dyear = [decyear(2018,5,14), decyear(2018,5,14)]
dyear = 1×2
103 ×

    2.0184    2.0184


[XYZ,H,D,I,F] = igrfmagm(h,lat,lon,dyear,13)
XYZ = 2×3
104 ×

    2.0655    0.0783    4.7990
    0.1192    0.0046    0.2571


H = 2×1
104 ×

    2.0670
    0.1193


D = 2×1

    2.1714
    2.1968


I = 2×1

   66.6981
   65.1016


F = 2×1
104 ×

    5.2252
    0.2834

入力引数

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地球の表面からの距離。メートル単位で、行列、スカラー、またはベクトルとして指定されます。

データ型: double

測地緯度。度単位で行列、スカラー、またはベクトルとして指定されます。北緯は正、南緯は負です。

この関数は、90 より大きく -90 より小さい緯度の値を受け入れます。

データ型: double

度単位で行列、スカラー、またはベクトルとして指定された測地経度。東経は正、西経は負です。この関数は、180 より大きい値と -180 より小さい値を受け入れます。

データ型: double

マトリックスとして指定された、10 進形式の年。この値には、すでに経過した年の任意の割合が入ります。

データ型: double

International Geomagnetic Reference Fieldの世代バージョン。14、13、12、または 11 として指定されます。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64 | char | string

出力引数

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磁場ベクトル (ナノテスラ (nT) 単位) は、最後の次元を追加した入力行列と同じサイズのベクトルまたは行列として返されます。行列の最後の次元のサイズは 3 で、磁場の X、Y、および Z 成分を指定します。Z は垂直成分 (+ve 下) です。このベクトルの成分は、北東下 (NED) 基準座標系にあります。

データ型: double

水平強度。入力行列と同じサイズのナノテスラ (nT) 単位のスカラー、ベクトル、または行列として返されます。

データ型: double

赤緯は、入力行列と同じサイズのスカラー（度単位、+ve 東）として返されます。

データ型: double

傾斜角は、入力行列と同じサイズの、度単位のスカラー（+ve 下）として返されます。

データ型: double

合計強度は、入力マトリックスと同じサイズのナノテスラ (nT) 単位のスカラーとして返されます。

データ型: double

磁場ベクトルの永年変化。nT/年単位のベクトルまたは行列として返されます。入力行列と同じサイズで、最後の次元が追加された次元です。行列の最後の次元のサイズは 3 で、磁場の X、Y、および Z 成分を指定します。Z は垂直成分 (+ve 下) です。

データ型: double

水平強度の永年変化(nT/年) が、入力行列と同じサイズのスカラーとして返されます。

データ型: double

赤緯の永年変化（分/年（+ve 東））が、入力行列と同じサイズのスカラーとして返されます。

データ型: double

傾斜角の永年変化（分/年（+ve 下降））が、入力行列と同じサイズのスカラーとして返されます。

データ型: double

総強度の永年変化(nT/年) が、入力行列と同じサイズのスカラーとして返されます。

データ型: double

制限

  • この関数は次の年の範囲で有効です:

    • IGRF-14モデル — 1900年と2030年

    • IGRF-13モデル — 1900年と2025年

    • IGRF-12モデル — 1900年と2020年

    • IGRF-11 モデル — 1900 年と 2015 年

  • この関数は高度 -1000 m から 5.6 地球半径 (35、717、567.2 m) まで有効です。

  • height、latitude、longitude、および decimalYear 引数はすべて同じサイズ (行列、スカラーなど) である必要があります。

この機能には、International Geomagnetic Reference Field(IGRF) の制限があります。詳細については、IGRF Web サイトの IGRF の健康に関する警告、エラー、および制限事項 を参照してください。

参照

[1] Blakely, R. J. Potential Theory in Gravity & Magnetic Applications. Cambridge, UK: Cambridge University Press, 1996.

[2] Lowes, F. J. “The International Geomagnetic Reference Field: A 'Health' Warning.” January, 2010. IGRF Health Warning, Errors, and Limitations.

バージョン履歴

R2015b で導入

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参考

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外部の Web サイト