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COESA Atmosphere Model

1976年COESA下層大気の実施

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ライブラリ:
Aerospace Blockset / Environment / Atmosphere

説明

COESA Atmosphere Model ブロックは、入力されたジオポテンシャル高度に対する絶対温度、圧力、密度、音速に関する 1976 年の米国標準大気拡張委員会 (COESA) の下層大気の標準値の数学的表現を実装します。

COESA Atmosphere Model ブロック、Non-Standard Day 210C ブロック、Non-Standard Day 310 ブロックは同一のブロックです。COESA Atmosphere Model 用に構成すると、ブロックは COESA 数学的表現を実装します。Non-Standard Day 210C 用に構成すると、ブロックは MIL-STD-210C 気候データを実装します。Non-Standard Day 310 用に構成すると、ブロックは MIL-HDBK-310 気候データを実装します。

高度 32,000 メートル (約 104,987 フィート) 未満では、米国の標準大気は国際民間航空機関 (ICAO) の標準大気と同一です。

COESA Atmosphere Model ブロック ポート ラベルは、Units リストから選択された入力ユニットと出力ユニットに基づいて変更されます。

例

指示対気速度計算による真対気速度

Ideal Airspeed Correction ブロックを使用して、真対気速度から指示対気速度を計算します。

• ライブ スクリプトを開く

真対気速度計算による指示対気速度

Ideal Airspeed Correction ブロックを使用して、真対気速度から指示対気速度を計算します。

• ライブ スクリプトを開く

制限

ジオポテンシャル高度 0 m (0 フィート) 未満およびジオポテンシャル高度 84,852 m (約 278,386 フィート) を超える場合、温度値は線形に外挿され、圧力値は対数的に外挿されます。密度と音速は完全気体の関係を使用して計算されます。

端子

入力

Port_1 — ジオポテンシャル高度

スカラー | 配列

指定された単位でスカラーまたは配列として指定されたジオポテンシャルの高さ。

データ型: double

出力

Port_1 — 温度

スカラー | 配列

指定された単位でスカラーまたは配列として指定された温度。

データ型: double

Port_2 — 音速

スカラー | 配列

指定された単位でスカラーまたは配列として指定された音速。

データ型: double

Port_3 — 空気圧

スカラー | 配列

指定された単位でスカラーまたは配列として指定された空気圧。

データ型: double

Port_4 — 空気の密度

スカラー | 配列

指定された単位でスカラーまたは配列として指定された空気密度。

データ型: double

パラメーター

単位 — 入力および出力ユニット

Metric (MKS) (既定値) | English (Velocity in ft/s) | English (Velocity in kts)

入力および出力単位。次のように指定します。

単位	高さ	温度	音速	空気圧	空気密度
Metric (MKS)	メートル	Kelvin	メートル/秒	パスカル	キログラム/立方メートル
English (Velocity in ft/s)	足	ランキン度	フィート/秒	ポンド力/平方インチ	立方フィートあたりのスラグ
English (Velocity in kts)	足	ランキン度	節点	ポンド力/平方インチ	立方フィートあたりのスラグ

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: units

型: 文字ベクトル

値: 'Metric (MKS)' | 'English (Velocity in ft/s)' | 'English (Velocity in kts)'

既定の設定: 'Metric (MKS)'

指定 — 大気モデルタイプ

1976 COESA-extended U.S. Standard Atmosphere (既定値) | MIL-HDBK-310 | MIL-STD-210C

大気モデルのタイプ。1976 COESA-extended U.S. Standard Atmosphere、MIL-HDBK-310、または MIL-STD-210C として指定されます。MIL-HDBK-310 および MIL-STD-210C オプションの場合:

MIL-HDBK-310	この選択は Non-Standard Day 310 ブロックにリンクされています。詳細については、ブロックリファレンスを参照してください。MIL-HDBK-310 を選択すると、パラメータ Atmospheric model type、Extreme parameter、Frequency of occurrence、および Altitude of extreme value が有効になります。
MIL-STD-210C	この選択は Non-Standard Day 210C ブロックにリンクされています。詳細については、ブロックリファレンスを参照してください。MIL-HDBK-310 を選択すると、パラメータ Atmospheric model type、Extreme parameter、Frequency of occurrence、および Altitude of extreme value が有効になります。

依存関係

MIL-HDBK-310 または MIL-STD-210C を選択すると、次のパラメータが有効になります。

• Atmospheric model type

• Extreme parameter

• Frequency of occurrence

• Altitude of extreme value

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: spec

型: 文字ベクトル

値: '1976 COESA-extended U.S. Standard Atmosphere' | 'MIL-HDBK-310' | 'MIL-STD-210C'

既定の設定: '1976 COESA-extended U.S. Standard Atmosphere'

Atmospheric model type — モデル タイプ

Profile (既定値) | Envelope

大気モデルタイプの表現。次のように指定します:

Profile	指定された高度における極値に関連する現実的な大気プロファイル。大気圏を垂直に横断する車両のシミュレーションや、大気圏の全体的な影響が必要な場合に推奨されます。
Envelope	各高度における極限の大気値を使用します。高度の変化がほとんどなく、大気圏を水平方向にのみ横断する車両に推奨されます。

依存関係

• Specification パラメータに MIL-HDBK-310 または MIL-STD-210C を選択すると、このパラメータが有効になります。

• Profile を選択すると、Attitude of extreme value パラメータが有効になります。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: model

型: 文字ベクトル

値: 'Profile' | 'Envelope'

既定の設定: 'Profile'

Extreme parameter — モデル タイプ

High temperature (既定値) | Low temperature | High density | Low density | High pressure | Low pressure

極値となる大気パラメータ。

依存関係

• Specification パラメータに MIL-HDBK-310 または MIL-STD-210C を選択すると、このパラメータが有効になります。

• High pressure および Low pressure オプションは、 Atmospheric model type が Envelope に設定されている場合にのみ表示されます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: profile_var

型: 文字ベクトル

値: 'High temperature' | 'Low temperature' | 'High density' | 'Low density' | 'High pressure' | 'Low pressure'

既定の設定: 'High temperature'

Frequency of occurrence — モデル タイプ

1% (既定値) | Extreme values | 5% | 10% | 20%

値が発生する時間の割合。

依存関係

• Specification パラメータに MIL-HDBK-310 または MIL-STD-210C を選択すると、このパラメータが有効になります。

• Extreme values、5%、20% は、大気モデル タイプ に Envelope が選択されている場合にのみ使用できます。

• 1% と 10% は常に利用可能です。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: profile_percent

型: 文字ベクトル

値: 'Extreme values' | '1%' | '5%' | '10%' | '20%'

既定の設定: '1%'

Altitude of extreme value — 幾何学的高度

5 km (16404 ft) (既定値) | 10 km (32808 ft) | 20 km (65617 ft) | 30 km (98425 ft) | 40 km (131234 ft)

極値が発生する幾何学的高度。5 km (16404 ft)、10 km (32808 ft)、20 km (65617 ft)、30 km (98425 ft)、または 40 km (131234 ft) として指定されます。

依存関係

このパラメータは、Atmospheric model type が Profile に設定されている場合に表示されます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: profile_alt

型: 文字ベクトル

値: 5 km (16404 ft) | 10 km (32808 ft) | 20 km (65617 ft) | 30 km (98425 ft) | 40 km (131234 ft)

既定の設定: 40 km (131234 ft)

Action for out-of-range input — 範囲外ブロックの動作

なし (既定値) | 警告 | エラー

範囲外ブロックの動作。次のように指定します。

Action	説明
なし	何も起こりません。
警告	診断ビューアに警告が表示されていますが、モデルのシミュレーションは続行されます。
Error (デフォルト)	診断ビューアでエラーが発生し、モデルのシミュレーションが停止します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: action

型: 文字ベクトル

値: 'None' | 'Warning' | 'Error'

既定の設定: 'Warning'

参照

[1] U.S. Standard Atmosphere., Washington, D.C.: U.S. Government Printing Office, 1976.

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

CIRA-86 Atmosphere Model | ISA Atmosphere Model | Non-Standard Day 210C | Non-Standard Day 310

トピック

• NASA HL-20 揚力体機体