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nrRateRecoverPolar

Polar レート リカバリ

説明

rec = nrRateRecoverPolar(llr,K,N) は、TS 38.212 の Section 5.4.1[1] で指定されているように、ソフト入力 llr と情報ブロック長 K に対してレート リカバリされた長さ N の出力を返します。この構文では、符号化ビット デインターリーブは無効になります。この構文は、ダウンリンク (DL) 構成に使用します。

rec = nrRateRecoverPolar(llr,K,N,ibil) は、符号化ビット デインターリーブを制御します。符号化ビット デインターリーブを有効にするには、ibiltrue に設定します。この構文は、符号化ビット デインターリーブが有効にされたアップリンク (UL) 構成に使用します。

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Polar 符号化された 512 ビットのランダムなブロックを作成し、nrRateMatchPolarを使用して Polar レート マッチングを実行します。Polar レート リカバリを実行します。結果が元の Polar 符号化された入力と同じであることを確認します。

56 ビットの情報ブロックと 864 ビットの出力を指定し、レート マッチングを実行します。

N = 512;
K = 56;
E = 864;
in = randi([0 1],N,1);
rateMatched = nrRateMatchPolar(in,K,E);

レートマッチ後のデータおよび 56 ビットの情報ブロックのレート リカバリを実行します。レート リカバリされた出力の長さ N は、元の Polar 符号化されたメッセージの長さと同じです。

rateRecovered = nrRateRecoverPolar(rateMatched,K,N);

レート リカバリされた出力が元の Polar 符号化された入力 in と同じであることを確認します。

isequal(rateRecovered,in)
ans = logical
   0

入力引数

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対数尤度比値の入力。実数値の列ベクトルとして指定します。llr は長さ E のソフト復調入力であり、変調前のレートマッチ後のデータ ベクトルと同じ長さです。

データ型: single | double

情報ブロックの長さ (ビット単位)。正の整数として指定します。該当する場合、K には CRC ビットが含まれます。

データ型: double

Polar 符号化メッセージの長さ (ビット単位)。2 のべき乗として指定します。

  • DL 構成では N ≤ 512。

  • UL 構成では N ≤ 1024。

詳細については、TS 38.212 の Section 5.3.1[1] を参照してください。

データ型: double

符号化ビット デインターリーブ。false または true として指定します。

  • DL 構成では false を指定。

  • UL 構成では true を指定。

データ型: logical

出力引数

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レート リカバリされた出力。実数から成る N 行 1 列の列ベクトルとして返されます。

データ型: single | double

参照

[1] 3GPP TS 38.212. “NR; Multiplexing and channel coding.” 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Radio Access Network.

拡張機能

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C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2018b で導入