Datafeed Toolbox を使用すると、金融データ、ニュースデータ、取引システムにアクセスできます。MATLAB から接続を確立し、過去や日中のデータ、リアルタイムのデータストリームを取得します。その後、分析を行い、モデルや金融取引戦略を作成して、金融や市場の動向を反映した可視化を行うことができます。
MATLAB でストリーミングデータやイベントベースデータを使用して、業界標準プラットフォームまたは専用の取引実行プラットフォームを介して市場イベントに反応する自動取引戦略を構築できます。このツールボックスには、取引コストの分析、取引価格や見積価格データへのアクセス、注文タイプの定義、注文の実行を行うための関数が含まれています。
サポートされているデータプロバイダーには、Bloomberg®、FRED®、Haver Analytics®、Quandl®、Refinitiv™ などがあります。取引実行プラットフォームは、Bloomberg EMSX、Trading Technologies® X_TRADER®、Wind Data Feed Services (WDS)、CQG® などをサポートしています。
サポートされているデータ サービス プロバイダー
市場データや、財務分析に使用するその他の多様なデータソースにアクセスします。
データ
現在および過去のデータ
fetch
、getdata
、history
、timeseries
などの MATLAB 関数を使用して、現在または過去のデータを取得します。データは即時に取得され、市況の変化によって更新されることはありません。取得されるデータは、データ サービス プロバイダーによって異なります。
リアルタイムのデータ
イベントベースデータやストリーミングデータなどの動的データを取得するには、関数 realtime
を使用するか、サービスプロバイダーから新しいデータを受信するたびに実行されるイベントハンドラー関数を MATLAB で作成します。
日中のティックデータ
組み込み関数を使用して、日中データを MATLAB にインポートします。インポート可能な日中データの量は、データ サービス プロバイダーによって異なります。
ニュースデータ
Refinitiv や Bloomberg のテキスト ファイル アーカイブから、大量の機械可読ニュースを取得します。ニュースデータを MATLAB に直接インポートし、Text Analytics Toolbox や独自のスクリプトを使用して感情分析を行うことができます。
サポートされている取引システム
Bloomberg EMSX
Bloomberg EMSX のライセンスを使用して、Bloomberg EMSX のテストサーバーや運用環境のサーバーに接続し、注文の作成、ルーティング、管理を行うことができます。リアルタイムおよびイベントベースの取引可能な商品データを Bloomberg から取得します。
Trading Technologies X_TRADER
X_TRADER のライセンスを使用して、リアルタイムでの取引が可能なイベントベースの商品データの取得や、レベル II の市場情報の変化の追跡、注文の送信と約定の追跡を行うことができます。
Wind Data Feed Services (WDS)
Wind Data Feed Services または Wind Financial Terminal にアクセスして、市場データを取得して取引を実行し、約定した注文を追跡できます。
製品リソース:
あなたは学生ですか?
ご所属の学校にはすでに Campus-Wide License が導入されていて、MATLAB、Simulink、その他のアドオン製品を利用できる可能性があります。