rsums

リーマン和の対話的評価

構文

rsums(f)

rsums(f,a,b)

rsums(f,[a,b])

説明

rsums(f) は、x の中間リーマン和によって、0 から 1 までの f(x) の積分を対話的に近似します。rsums(f) は、10 個の項 (長方形のバー) を使用して、f(x) のグラフを表示します。グラフの下にあるスライダーを使って、中央リーマン和を計算する項数を調整できます。項数は 2 から 128 の範囲で変えられます。f には文字ベクトルまたはシンボリック式が使用できます。各四角形の高さは、各区間の中央の関数値によって特定されます。

rsums(f,a,b) と rsums(f,[a,b]) は、a から b までの x の積分を近似します。

例

リーマン和による積分の近似

中央リーマン和によって積分 ${\int }_0^1{\mathit{x}}^2\mathrm{dx}$ を近似します。rsums は、0 から 1 までの積分範囲について、中点リーマン和の 10 個の項を使用して $$x^2$$ のグラフを表示します。総計は 0.3325 です。

syms x
rsums(x^2)

$$x$$ の積分範囲を -2 から 5 までに変更します。総リーマン和は 44.0475 です。

rsums(x^2,-2,5)

入力引数

f — 被積分関数

シンボリック式 | シンボリック関数 | シンボリック数

被積分関数。シンボリック式、シンボリック関数、またはシンボリック数として指定します。

a — 下限

数値 | シンボリック数

下限。数値またはシンボリック数として指定します。

b — 上限

数値 | シンボリック数

上限。数値またはシンボリック数として指定します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

taylortool | int | funtool