hmmgenerate

隠れマルコフ モデルの状態と出力

構文

[seq,states] = hmmgenerate(len,TRANS,EMIS)
hmmgenerate(...,'Symbols',SYMBOLS)
hmmgenerate(...,'Statenames',STATENAMES)

説明

[seq,states] = hmmgenerate(len,TRANS,EMIS) は、遷移確率行列 TRANS および出力確率行列 EMIS によって指定された既知のマルコフ モデルを使用して、以下を生成します。

  • ランダムな出力シンボル系列 seq

  • ランダムな状態系列 states

seq と states の長さは、いずれも len です。TRANS(i,j) は、状態 i から状態 j までの遷移確率です。EMIS(k,l) は、シンボル l が状態 k から出力される確率です。

メモ:

関数 hmmgenerate は、最初の出力の前の、ステップ 0 で状態 1 にあるモデルから開始します。モデルは、その後、確率 T1i1 で状態 i1 に遷移し、確率 Ei1k11 で出力 ak1 を生成します。hmmgenerate は、states の最初のエントリとして i1 を、seq の最初のエントリとして ak1 をそれぞれ返します。

hmmgenerate(...,'Symbols',SYMBOLS) は、出力されるシンボルを指定します。SYMBOLS には、数値配列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列を指定できます。既定の設定のシンボルは、1 ～ N の整数です。ここで、N は、可能な出力数です。

hmmgenerate(...,'Statenames',STATENAMES) は、状態の名前を指定します。STATENAMES には、数値配列、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列を指定できます。既定の設定の状態名は、1 ～ M です。ここで、M は、状態の数です。

モデルは、遷移確率が TRANS の最初の行にある状態 1 から常に開始するため、次の例の出力 states の最初のエントリは、確率 0.95 で 1 と確率 0.05 で 2 になります。

例

 trans = [0.95,0.05;
          0.10,0.90];
 emis = [1/6 1/6 1/6 1/6 1/6 1/6;
    1/10 1/10 1/10 1/10 1/10 1/2];

[seq,states] = hmmgenerate(100,trans,emis)
[seq,states] = hmmgenerate(100,trans,emis,...
    'Symbols',{'one','two','three','four','five','six'},...
    'Statenames',{'fair';'loaded'})

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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