PWM Generator (Three-phase, Three-level)
スイッチング デバイスのゲート用に三相 3 レベルのパルス幅変調された信号または波形を生成
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説明
PWM Generator (Three-phase, Three-level) ブロックは、三相 3 レベル電力コンバーターのスイッチング動作を制御します。このブロックの内容は次のとおりです。
ブロックの次の入力に基づいてオンゲートとオフゲートの時間を計算します。
3 つの正弦波基準電圧
DC リンク電圧
DC リンク中性点平衡制御信号
ゲート時間を使用して 12 スイッチ制御パルスを生成します。
ゲート時間を使用して変調波形を生成します。
サンプリング モード
このブロックでは、変調波のサンプリングを固有、対称、非対称から選択できます。
PWM Generator (Three-phase, Two-level) ブロックは搬送波ベースのパルス幅変調 (PWM) は実行しません。代わりに、このブロックは入力信号を使用してゲート時間を計算し、出力するスイッチ制御パルスと変調波形の両方をゲート時間を使用して生成します。
ただし、サンプリング モードの選択がブロックで生成されるパルスのスイッチオンとスイッチオフの動作にどのように関係するかを示すには、搬送波ベースの PWM が有効です。3 レベルの搬送波ベースの PWM 方式を使用する発生器は以下を実行します。
基準波をサンプリングします。
サンプルと 1 レベル離れた 2 つの平行な三角搬送波を比較します。
サンプルが搬送信号よりも高い場合はスイッチオン パルスを生成し、サンプルが搬送波よりも低い場合はスイッチオフ パルスを生成します。
スイッチオン パルスとスイッチオフ パルスの動作を特定するために、3 レベルの搬送波ベースの PWM 発生器は次の方法を使用して各三角波をサンプリングします。
固有 — サンプリングと比較が変調波と搬送波の交点で発生します。
非対称 — サンプリングが搬送波の上限と下限で発生します。比較はサンプリングの後の交点で発生します。
対称 — サンプリングが搬送波の上限でのみ発生します。比較はサンプリングの後の交点で発生します。
過変調
変調指数は、電力コンバーターの所定の電圧を出力する能力を測定する指数であり、次のように定義されます。
ここで、
m は変調指数です。
Vm は変調波のピーク値です。
Vc は三角搬送波のピーク値です。
三相 SPWM の場合は次のようになります。
ここで、
Vpeak は相-中性点間電圧の基本成分のピーク値です。
vdc は DC リンク電圧です。
三相空間ベクトル PWM (SVM) の場合は次のようになります。
通常の定常状態動作中は 0
<m ≤ 1
です。負荷の増加などの過渡によって Vm の振幅が Vc の振幅を超えると、過変調 (m > 1
) が発生します。
過変調が発生すると、電力コンバーターの出力電圧が正または負の DC レールに固定されます。
三相 3 レベル PWM 発生器の例の Three-Level Controller サブシステムには、1800 V の DC リンクの入力があり、変調指数 m は 0.8 です。SVM の場合、最大入力電圧は V、つまり 1039.23 V です。過変調を示すために、シミュレーションの最初に過渡を加えます。この過渡で、基準電圧の振幅が DC リンク電圧の振幅の を超えるように強制します。過変調を強調表示するために、スコープには 12 個の出力パルスのうち 1 つのみのシミュレーション結果と a 相のみの基準電圧、変調波形、出力電圧を含めています。
変調指数が 0.03 秒から 0.09 秒まで 1 を超えています。過変調時は次のようになります。
パルスはオンまたはオフの位置のままです。
出力電圧は正または負の DC レールに固定されます。
端子
入力
出力
パラメーター
参照
[1] Chung, D. W., J. S. Kim, and S. K. Sul. “Unified Voltage Modulation Technique for Real Time Three-Phase Power Conversion.” IEEE Transactions on Industry Applications, Vol. 34, No. 2, 1998, pp. 374–380.
[2] Seo, J. H., C. H. Choi, and D. S. Hyun. “A new simplified space-vector PWM method for three-level inverters.” IEEE Transactions on Power Electronics, Vol. 16, No. 4, 2001, pp. 545-550.
拡張機能
バージョン履歴
R2016b で導入