Controller LCFB1

タービン調速機モデル用の負荷コントローラー

R2020a 以降

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Control / Turbine-Governors

説明

Controller LCFB1 ブロックは、モデル LCFB1 タービン負荷コントローラーをモデル化したものです。この負荷コントローラーは、Governor Type 1 ブロックや Governor Type 3 ブロックなどの任意のタービン調速機モデルで使用できます。

[サンプル時間 (継承は -1)] パラメーターを使用して、ブロックの実装を連続と離散の間で切り替えることができます。連続時間用のコントローラーを構成するには、[サンプル時間 (継承は -1)] プロパティを 0 に設定します。離散時間用のコントローラーを構成するには、[サンプル時間 (継承は -1)] プロパティを正の非ゼロの値に設定するか、-1 に設定してサンプル時間を上流のブロックから継承します。

次のブロック線図は、ブロックの全体的な構造を示しています。

端子

入力

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speed_pu — 速度負荷
スカラー

速度負荷。スカラーとして指定します。

データ型: single | double

Pmwset — 電力設定点
スカラー

電力設定点の値。スカラーとして指定します。

データ型: single | double

Pelec — 電力入力
スカラー

電力入力。スカラーとして指定します。

データ型: single | double

出力

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Pref — バイアス
スカラー

タービン調速機の速度負荷指令に適用するバイアス。スカラーとして返されます。

データ型: single | double

パラメーター

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速度指令 (pu) — 速度指令
`1` (既定値) | スカラー

pu 単位での速度指令。

初期指令電力、P_ref0 (pu) — 初期指令電力
`0.45` (既定値) | スカラー

シミュレーション開始時の pu 単位での電力指令。

コントローラー不感帯 (pu) — コントローラーの不感帯
`0` (既定値) | スカラー

コントローラーの pu 単位での不感帯。

最大誤差、e_max (pu) — 最大誤差
`0.1` (既定値) | スカラー

最大許容誤差。

周波数バイアスゲイン、f_b (pu) — 周波数バイアスのゲイン
`0` (既定値) | スカラー

周波数バイアスの pu 単位でのゲイン。

比例ゲイン、K_p (pu) — PI 制御の比例ゲイン
`0` (既定値) | スカラー

PI 制御の pu 単位での比例ゲイン。

積分ゲイン、K_i (pu/s) — PI 制御の積分ゲイン
`0.1` (既定値) | スカラー

PI 制御の pu 単位での積分ゲイン。

電力変換器時定数、T_pelec (s) — 電力変換器の時定数
`3.5` (既定値) | スカラー

電力変換器の時定数 (秒)。電力変換器は、ブロック線図内で "Low-Pass Filter" というラベルが付いたブロックで表されます。

最大出力、I_rmax (pu) — 出力の上限
`0.035` (既定値) | スカラー

出力の pu 単位での飽和上限。

サンプル時間 (継承は -1) — ブロックのサンプル時間
`-1` (既定値) | `0` | 正のスカラー

連続するブロック実行間の時間間隔。実行時に、ブロックは出力を生成し、必要に応じて内部状態を更新します。詳細については、サンプル時間とはとサンプル時間の指定を参照してください。

継承される離散時間演算の場合は、このパラメーターを -1 に設定します。離散時間演算の場合は、このパラメーターを正の整数に設定します。連続時間演算の場合は、このパラメーターを 0 に設定します。

このブロックがマスクサブシステム内、または連続演算と離散演算の切り替えをサポートするバリアントサブシステム内にある場合は、このパラメーターをプロモートして、ブロックの実装が連続と離散の間で確実に正しく切り替わるようにします。詳細については、マスクにおけるブロックパラメーターのプロモートを参照してください。

参照

[1] Task Force on Turbine-Governor Modeling, Dynamic models for turbine-governors in power system studies, IEEE Power Energy Society, January 2013.

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