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Busbar

電力潮流計算の母線コネクタ

R2019b 以降

  • Busbar block

ライブラリ:
Simscape / Electrical / Connectors & References

説明

Busbar ブロックは、電力潮流計算用のコネクタです。このブロックは、周波数と時間シミュレーション モードと互換性のある三相 Simscape™ Electrical™ 回路網で使用します。シミュレーションの完了後に、このブロックは、三相電気量保存端子のそれぞれについてのシミュレーション開始時点の電圧、位相、有効電力、および無効電力を示す注釈を追加します。この注釈を追加するには、Simscape ログが有効になっている必要があります。

このブロックは時間ベースのシミュレーション モードでシミュレーションを実行しますが、回路網が周波数と時間シミュレーション モードと互換性があり、Solver Configuration ブロックで [定常状態からシミュレーションを開始] がオンになっている場合を除き、初期の電力潮流結果を示す注釈は追加しません。ただし、時間ベースのシミュレーション モードを使用している場合、ブロックは電圧、位相、有効電力、および無効電力の近似値を計算します。これらの値は、Simscape ログから確認するか、ブロックにオプションの測定端子を表示して確認できます。近似のレベルは、システムの負荷分散の状況と、存在する高調波のレベルによって異なります。

端子

出力

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電圧の測定に関連付けられた物理量信号端子。値は pu 単位で報告されます。つまり、相間の実効値電圧を [定格母線電圧 (相間実効値)] で除算した値です。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [測定端子] パラメーターが [はい] に設定されている場合のみ表示されます。

電圧の位相の測定に関連付けられた物理量信号端子。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [測定端子] パラメーターが [はい] に設定されている場合のみ表示されます。

有効電力 (実電力) の測定に関連付けられた物理量信号端子。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [結合数] パラメーターが [2][3]、または [4] に設定され、[測定端子] パラメーターが [はい] に設定されている場合のみ表示されます。

無効電力 (虚電力) の測定に関連付けられた物理量信号端子。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [結合数] パラメーターが [2][3]、または [4] に設定され、[測定端子] パラメーターが [はい] に設定されている場合のみ表示されます。

保存

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1 つ目の三相接続に関連付けられた複合三相電気量保存端子。

2 つ目の三相接続に関連付けられた複合三相電気量保存端子。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [結合数] パラメーターが [2][3]、または [4] に設定されている場合のみ表示されます。

3 つ目の三相接続に関連付けられた複合三相電気量保存端子。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [結合数] パラメーターが [3] または [4] に設定されている場合のみ表示されます。

4 つ目の三相接続に関連付けられた複合三相電気量保存端子。

依存関係

この端子は、[パラメーター] の設定で [結合数] パラメーターが [4] に設定されている場合のみ表示されます。

パラメーター

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ブロックに表示される端子接続の数。

ブロックに表示される端子接続の数は、このパラメーターと相関があります。

母線の定格実効値電圧。

接続された回路網の周波数。

電圧、位相、有効電力、および無効電力の物理量信号出力測定端子の表示。

依存関係

端子 [Vt][ph] は、このパラメーターが [はい] に設定されている場合のみ表示されます。

端子 [P][Q] は、このパラメーターが [はい] に設定され、[パラメーター] の設定で [結合数] パラメーターが [2][3]、または [4] に設定されている場合のみ表示されます。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2019b で導入