Mean

信号の平均値を計算

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ライブラリ:
Simscape / Electrical / Specialized Power Systems / Sensors and Measurements

説明

Mean ブロックは、入力信号の平均値を計算します。指定した基本周波数の 1 サイクルのランニング平均ウィンドウにおける平均値が計算されます。

$$\begin{array}{l}Mean\left(f(t)\right)=\frac{1}{T}{\displaystyle \underset{(t-T)}{\overset{t}{\int }}f(t)\cdot dt}\\ f(t):\text{input signal, T = 1/fundamental frequency}\end{array}$$

このブロックではランニング平均ウィンドウを使用するため、シミュレーションが 1 サイクル完了するまでは出力から正しい値が得られません。最初のシミュレーション サイクルについては、出力は指定した初期入力値のままで一定になります。

特性

サンプル時間	[Sample Time] パラメーターで指定 [Sample Time] = 0 の場合は連続
スカラー拡張	あり (パラメーター)
多次元化	あり

端子

入力

Port_1 — 入力信号

Simulink^® 信号

ブロックで平均値を計算する入力信号。Simulink 信号として指定します。

出力

X — 入力信号の平均値

Simulink 信号

入力信号の平均値。Simulink 信号として返されます。

パラメーター

基本波周波数 (Hz) — 基本周波数

60 (既定値) | 正のスカラー

基本周波数 (ヘルツ) を指定します。この値により、ランニング平均ウィンドウの周期 (1/F) が決まります。

Initial input (DC component) — 最初のシミュレーション サイクルに対する入力値

0 (既定値) | スカラー

最初のシミュレーション サイクルに対する入力値を指定します。

サンプル時間 — ブロックのサンプル時間

0 (既定値) | 非負のスカラー

ブロックのサンプル時間 (秒) を指定します。連続ブロックを実装するには 0 に設定します。

例

power_Mean モデルでは、Mean ブロックを使用して、12 次高調波リップルを含む DC 信号の平均値を求めます。

モデルのサンプル時間は、既定値の 50e-6 秒に設定された変数 Ts でパラメーター化されています。モデルを連続モードでシミュレートするには、コマンド ウィンドウで Ts を 0 に設定します。

拡張機能

C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2013a で導入