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sltest.testmanager.report

テスト結果のレポートを生成

説明

sltest.testmanager.report(resultObj,filePath,"IncludeTestResults",testResults) は、resultObj で指定された結果からレポートを生成し、そのレポートを filePath で指定された場所に保存します。IncludeTestResults 引数は、パスした結果、失敗した結果、またはすべての結果のいずれを含めるかを指定するために使用します。

sltest.testmanager.report(___,Name=Value) は、前述の構文の入力引数に加えて、1 つ以上の名前と値の引数を使用してオプションを指定します。

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パスした結果のみを含む PDF レポートを生成します。

filePath = 'testReport.pdf';
sltest.testmanager.report(resultObj,filePath,...
	'IncludeTestResults',1);

テスト作成者、テスト タイトル、およびテスト ケースの実行に使用された MATLAB® バージョンを含むレポートを生成します。失敗した結果のみがレポートに含まれます。

filePath = 'test.pdf';
sltest.testmanager.report(resultObj,filePath,...
	'Author','TestAuthor',...
	'Title','Test',...
	'IncludeMLVersion',true,...
	'IncludeTestResults',2);

sltest.testmanager.TestResultReport クラスを使用してレポートの生成方法をカスタマイズするカスタム クラスを作成する場合は、以下を使用してレポートを生成します。

% Import existing results or use sltest.testmanager.run to run tests
% and collect results
result = sltest.testmanager.importResults('testResults.mldatx');
filePath = 'testreport.zip';
sltest.testmanager.report(result,filePath,...
	'Author','User',...
	'Title','Test',...
	'IncludeMLVersion',true,...
	'IncludeTestResults',int32(0),...
	'IncludeSimulationSignalPlots',true,...
	'NumPlotColumnsPerPage',2,...
	'CustomReportClass','CustomReport',...
	'LaunchReport',true);

入力引数

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結果を取得する結果セット オブジェクト。sltest.testmanager.ResultSetsltest.testmanager.TestFileResultsltest.testmanager.TestSuiteResultsltest.testmanager.TestCaseResult、または sltest.testmanager.TestIterationResult オブジェクトとして指定します。

生成されるレポートのファイル名とパス。文字ベクトルとして指定します。ファイル パスには、ファイル拡張子 pdf、docx、または zip を含める必要があります。これらのファイル タイプのみがサポートされます。

すべてまたは一部のテスト結果をレポートに含めます。パスした結果と失敗した結果を選択 (整数値 0 として指定) するか、パスした結果のみを選択 (値 1 として指定) するか、失敗した結果のみを選択 (値 2 として指定) できます。

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

例: 'IncludeTestRequirement',true

レポート作成者の名前。文字ベクトルとして指定します。

例: 'Test Engineer'

レポートのタイトル。文字ベクトルとして指定します。

例: 'Test_Report_1'

テスト ケースの実行に使用された MATLAB のバージョンを含めるように選択します。ブール値の true または false として指定します。

テスト ケースの [要件] で定義されているテスト要件リンクを含めるように選択します。ブール値の true または false として指定します。

各信号のシミュレーション出力プロットを含めるように選択します。ブール値の true または false として指定します。

レポート ページに含めるプロットの行数。1 ~ 4 の整数として指定します。このプロパティは IncludeSimulationSignalPlots プロパティが true の場合にのみ使用されます。

レポート ページに含めるプロットの列数。1 ~ 4 の整数として指定します。このプロパティは IncludeSimulationSignalPlots プロパティが true の場合にのみ使用されます。

テスト ケースのベースライン基準、等価性基準、または verify 演算子を使用した評価で定義されている信号比較プロットを含めるように選択します。ブール値の true または false として指定します。

コールバック スクリプト、カスタム基準、またはモデルで開かれる Figure をレポートに含めるオプション。true または false として指定します。

テスト ケース シミュレーションによるエラー メッセージを含めるように選択します。ブール値の true または false として指定します。

レポートの生成が完了したら開きます。ブール値の true または false (レポートを開かない場合) として指定します。

レポートの生成に使用する Microsoft® Word テンプレート ファイルの名前とパス。文字ベクトルとして指定します。これは、MATLAB Report Generator™ のライセンスがある場合にのみ使用できるオプションの引数です。

レポートのカスタマイズに使用されるクラスの名前。文字ベクトルとして指定します。これは、MATLAB Report Generator のライセンスがある場合にのみ使用できるオプションの引数です。

テスト実行で収集されるカバレッジ メトリクスを含めるオプション。ブール値の true または false として指定します。カバレッジの収集の詳細については、Collect Coverage in Testsを参照してください。

それぞれのテスト ケースまたは反復のシミュレーション メタデータを含めるオプション。ブール値の true または false として指定します。メタデータには、Simulink® モデル、モデル バージョン、モデル パス、シミュレーション モード、SIL または PIL モードのオーバーライド、構成セット、バリアント構成、ソルバーの名前とタイプ、最大ステップ サイズ、開始時間と終了時間、チェックサム、ユーザー ID、マシン名、プラットフォーム、Simulink のバージョンとリリースが含まれます。

R2025a 以降

実行されたシーケンス図のイメージを含めるオプション。true または false として指定します。このオプションが false に設定されている場合、レポートには、シーケンス図の名前、結果の内容、およびモデルとハーネスの名前が含まれます。実行されたシーケンス図のイメージを結果レポートに含めるには、このオプションを true に設定します。

バージョン履歴

R2015a で導入

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