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copy

クラス: slreq.Justification
名前空間: slreq

正当化のコピーと貼り付け

R2020b 以降

構文

tf = copy(just1,location,just2)

説明

tf = copy(just1,location,just2) は正当化 just1 をコピーし、location で指定された場所に応じて正当化 just2 の下、前、または後ろに貼り付けます。コピーと貼り付けが実行されると、1 を返します。

メモ

正当化をコピーして同一の要件セット内にペーストした場合、コピーされた正当化には、元と同じカスタム属性値が保持されます。正当化を別の要件セットにペーストした場合は、コピーされた正当化にカスタム属性値は保持されません。

入力引数

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コピーする正当化。slreq.Justification オブジェクトとして指定します。

貼り付ける場所。'under''before'、または 'after' として指定します。

元の正当化を貼り付ける際に基準とする近くの正当化。slreq.Justification オブジェクトとして指定します。

出力引数

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貼り付け成功のステータス。logical データ型の 0 または 1 として返されます。

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この例では、正当化をコピーして、別の正当化の下、前、または後ろに貼り付ける方法を示します。

クルーズ コントロール システムを表す crs_req_justs 要件ファイルを読み込み、変数に代入します。2 つの正当化をインデックスで検索します。1 つ目の正当化がコピーされ、2 つ目の正当化を基準とした相対的な位置に貼り付けられます。

rs = slreq.load('crs_req_justs');
jt1 = find(rs,'Type','Justification','Index','5.1');
jt2 = find(rs,'Type','Justification','Index','5.2');

正当化の下に貼り付け

1 つ目の正当化 jt1 をコピーして 2 つ目の正当化 jt2 の下に貼り付けます。1 つ目の正当化は jt2 の最後の子正当化になります。この子正当化を検証するには、jt2 の子を検索し、最後の子と jt1 の概要を比較します。

tf = copy(jt1,'under',jt2);
childJusts = children(jt2);
lastChild = childJusts(numel(childJusts));
lastChild.Summary
ans = 
'Non-functional requirement'
jt1.Summary
ans = 
'Non-functional requirement'

正当化の前に貼り付け

1 つ目の正当化 jt1 をコピーして 2 つ目の正当化 jt2 の前に貼り付けます。正当化が jt2 の前に貼り付けられたことをインデックスと概要で確認します。jt2 の古いインデックスは 5.2 でした。貼り付けられた正当化のインデックスは 5.2 で、jt2 のインデックスは 5.3 になります。

tf = copy(jt1,'before',jt2);
pastedJust1 = find(rs,'Type','Justification','Index','5.2');
pastedJust1.Summary
ans = 
'Non-functional requirement'
jt2.Index
ans = 
'5.3'

正当化の後ろに貼り付け

1 つ目の正当化 jt1 をコピーして 2 つ目の正当化 jt2 の後ろに貼り付けます。正当化が jt2 の後ろに貼り付けられたことをインデックスで確認します。jt2 のインデックスは 5.3 で、変更できません。つまり、貼り付けられた正当化のインデックスは 5.4 になります。

tf = copy(jt1,'after',jt2);
pastedJust2 = find(rs,'Type','Justification','Index','5.4');
pastedJust2.Summary
ans = 
'Non-functional requirement'
jt2.Index
ans = 
'5.3'

クリーンアップ

開いている要件セットとリンク セットをクリアし、変更を保存せずに開いているモデルを閉じます。

slreq.clear;
bdclose all;

バージョン履歴

R2020b で導入