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拡張 MCDC 解析用のモデルの解析
この例では、拡張改良条件判定カバレッジ (MCDC) オブジェクティブ用にテスト ケースを生成する方法を説明します。拡張 MCDC カバレッジ オブジェクティブ用にテスト ケースを生成し、解析結果を確認します。sldvEnhancedMCDCExample
モデルは、Switch
、Min
、Max
の各ブロックで構成されています。
1.モデル sldvEnhancedMCDCExample:
を開きます。
sldvEnhancedMCDCExample;
2.[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [Design Verifier]、[テスト生成] ペインで、[モデル カバレッジ オブジェクティブ] を Enhanced MCDC
に設定して、拡張 MCDC オブジェクティブ用にモデルを構成します。[OK] をクリックします。
3.[Design Verifier] タブで [テストの生成] をクリックして、テスト ケースを生成します。
解析が完了すると、[結果の概要] ウィンドウに、処理されたオブジェクティブとオプションが、結果の確認用に表示されます。
4.[解析結果をモデル上で強調表示] をクリックして、解析結果を強調表示します。
Switch ブロックをクリックして、Switch テスト ブロックのモデル カバレッジ オブジェクティブが検出可能かどうかを解析します。
結果には、Switch ブロックの判定オブジェクティブが検出可能であることが示されます。
5.[テスト ケースを表示] をクリックします。ハーネス モデルが開き、Signal Builder ブロックに Test case 4
が表示されます。
テスト ケースは、詳細な解析レポートからも表示できます。
テスト ケースの入力 A
、B
、C
は、F = -1
および G = -1
という結果になります。E = -128
の値は H = -1
という結果になるため、テスト オブジェクティブの影響は検出サイト Out1
で検出されます。テスト ブロックのモデル カバレッジ オブジェクティブの影響は、パスに沿ってマスクされず、Out1
で検出可能です。
6.[結果の概要] で [HTML] をクリックして、詳細な解析レポートを表示します。[テスト オブジェクティブのステータス] 節に、達成されたオブジェクティブがリストされます。検出サイトで検出可能なカバレッジ オブジェクティブが、表にまとめられています。
Simulink Design Verifier データ ファイルの [オブジェクティブ] フィールドに、モデル カバレッジ オブジェクティブの検出可能性ステータスと検出サイトがリストされます。詳細については、Simulink Design Verifier データ ファイルの管理を参照してください。