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要件に基づいたテストからのカバレッジ結果の評価

Simulink® Test™ マネージャーからリンクされた要件ベースのテストにカバレッジ結果のスコープを設定できます。カバレッジ結果の集計では、各テストによって検証された要件を実装する対応モデル要素のカバレッジに対してのみ、そのテストが影響するようにスコープが設定されます。

リンクされた要件ベースのテストにカバレッジ結果のスコープを設定する根拠

モデルベース デザインのワークフローで、モデルが要件に基づいたテストで完全に実行されなければならない場合、要件に基づいたテストで実行された結果にのみカバレッジ結果のスコープを設定できます。たとえば DO-178C は、要件に基づいたテスト中に収集された構造カバレッジ情報では、構造カバレッジ度が適切であり、ソフトウェア要件を満たしているか確認しなければならないことを示しています。[カバレッジ結果をリンクされた要件にスコープ] を有効にすると、カバレッジ結果の集計は、各テストによって検証された要件を実装する対応モデル要素のカバレッジに対してのみ、そのテストが影響するようにスコープが設定されます。

Simulink Requirements™ を使用して、要件を定義し、それらをモデル要素とテストにリンクします。リンクされた要件にカバレッジ結果のスコープを設定することにより、モデル カバレッジが意図された要件に基づくテストから取得されており、無関係のテストの二次的な影響ではないことを実証できます。リンクされた要件にカバレッジ結果のスコープを設定することにより、カバレッジ結果の集計で検出するのは困難である可能性がある、不適切な要件リンクまたはテスト ギャップを明らかにすることもできます。

リンクされた要件に基づくテストにカバレッジ結果のスコープを設定する場合の必要条件

リンクされた要件にカバレッジ結果のスコープを設定するには、次を行わなければなりません。

  • Simulink Test および Simulink Coverage™ のライセンスを取得する。

  • Simulink Requirements の要件をモデル要素と、その要件を検証する Simulink Test のテスト ケースにリンクする。要件リンクの作成の詳細については、ブロックと要件のリンク (Simulink Requirements)を参照してください。

    メモ

    Simulink Requirements ライセンスなしで要件リンクを作成または編集したり、要件に関する詳細を表示したりすることはできません。

  • Simulink Test マネージャーを使用してカバレッジを収集し、カバレッジ結果の集計に対する [カバレッジ結果をリンクされた要件にスコープ] を有効にします。Simulink Test マネージャーでカバレッジ収集を設定する方法の詳細については、Collect Coverage in Tests (Simulink Test)を参照してください。

リンクされた要件にスコープが設定されたカバレッジ結果の集計に対するカバレッジ レポート

次のカバレッジ レポートは、MPSwitch1 と呼ばれる MultiPortSwitch ブロックに対する、要件テストの詳細とカバレッジの詳細を示しています。

上の例では、MPSwitch1 により Requirement 1 が実装され、Testcase 1 で検証されます。したがって、Testcase 1 は MPSwitch1 のフル カバレッジを提供しようとします。リンクされた要件にカバレッジ結果のスコープを設定することにより、カバレッジ結果の集計を表示する際に、Testcase 1 によって MPSwitch1 が実行された範囲を評価しやすくなります。

最初の判定結果は Testcase 1 で正常に実行され、達成としてレポートされます。2 番目の判定結果は Testcase 1 では実行されませんが、Requirements 1 に無関係のテストによって達成されます。このため、カバレッジ レポートは、この判定を未達成としてレポートします。

3 番目の判定結果はどのテストによっても実行されていないため、未達成としてレポートされます。

Simulink Test マネージャーからリンクされた要件にカバレッジ結果のスコープを設定する方法の例については、Test Coverage for Requirements-Based Testing (Simulink Test)を参照してください。

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