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Gain ブロックおよび Outport ブロックを対象外に指定することによるモデル チェックの制限

この例では、モデル アドバイザー解析で 1 つの Gain ブロックとすべての Outport ブロックをモデル アドバイザー チェックの対象外に指定する方法を説明します。チェックから個別にブロックを対象外指定することにより、解析の範囲を制限できます。これにより、モデルの開発や検証の時間を短縮することが可能となります。

1. MATLAB^® コマンド ラインで以下のように入力します。

   openExample('sldemo_mdladv')

2. モデル ウィンドウから、[モデル化] タブで [モデル アドバイザー] を選択してモデル アドバイザーを開きます。[システム セレクター] ダイアログが開きます。[OK] をクリックします。

3. モデル アドバイザー ウィンドウの左側のペインで [製品別]、[Simulink] の順に展開します。

4. [チェックの実行] ボタンをクリックして、選択したチェックを実行します。

5. モデル アドバイザーがチェックを実行した後、[レポート] をクリックすると、チェック結果をブラウザー ウィンドウに表示する HTML レポートが生成されます。[接続されていないライン、入力端子、出力端子を特定] チェックにより警告が発生します。

6. モデル アドバイザー ウィンドウの左側のペインで、[製品別]、[Simulink]、[接続されていないライン、入力端子、出力端子を特定] を選択します。

7. [レポート] セクションで、チェック結果の詳細と警告の状態を修正する方法について確認できます。

8. チェック結果を確認した後、Gain2 ブロックをすべてのモデル アドバイザー チェックから対象外指定します。

   1. モデル ウィンドウで Gain2 ブロックを右クリックし、[モデル アドバイザー][ブロックのみを除外][すべてのチェック] を選択します。

      

   2. [モデル アドバイザーの対象外指定エディター] ダイアログ ボックスで、[根拠] フィールドに「Exclude gain block」と入力します。

   3. [OK] をクリックし、対象外指定をモデル ファイルに保存します。

9. チェック結果を確認した後、[接続されていないライン、入力端子、出力端子を特定] チェックからすべての Outport ブロックを対象外指定します。

   1. Out4 ブロックを右クリックして [モデル アドバイザー] 、 [タイプ Outport のすべてのブロックを除いて] 、 [チェックの選択] 、 [接続されていないライン、入力端子、出力端子を特定] を選択します。

   2. [モデル アドバイザーの対象外指定エディター] ダイアログ ボックスで [OK] をクリックして対象外指定をモデル ファイルに保存します。

10. モデル アドバイザー ウィンドウの左側のペインで [製品別] 、 [Simulink] を選択してから [チェックの実行] をクリックして、モデル アドバイザー解析を実行します。

11. モデル アドバイザーでの解析が完了すると、[レポート] ボタンを使用してレポートを生成し、[接続されていないライン、入力端子、出力端子を特定] チェックの対象外指定情報を以下で確認できます。

    • HTML レポート

      

    • モデル アドバイザー ウィンドウ。モデル アドバイザー ウィンドウの左側のペインで、[製品別] 、 [Simulink] 、 [接続されていないライン、入力端子、出力端子を特定] を選択します。

      

12. sldemo_mdladv を閉じます。

参考

• カスタム チェックからのブロックの対象外指定

• モデル アドバイザー チェックの実行と結果の確認