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複数の Interpolation Using Prelookup ブロックのマージによるコードの効率性の改善

モデル トランスフォーマー ツールを使用すると、モデル化パターンをリファクタリングして、生成コードの効率性を改善できます。モデル トランスフォーマーは、Prelookup ブロックの出力から単一の Interpolation Using Prelookup ブロックに接続されている同じ入力信号を持つ複数の Interpolation Using Prelookup ブロックを特定し、マージします。

モデル トランスフォーマーは、Interpolation Using Prelookup ブロックの [テーブル データ] 以外のプロパティが同じ場合に機能します。モデル内の Interpolation Using Prelookup ブロックの数を削減することで、コード内の変数割り当ての数が削減され、生成されたコードの効率性が向上します。モデル トランスフォーマー アプリまたはプログラムのコマンドを使用して、モデルをリファクタリングできます。

モデル トランスフォーマーは、次のような複数の Interpolation Using Prelookup を置き換えることができます。

  • 同じインデックスおよび小数部パラメーターを持つ Prelookup ブロックに接続されている同じ入力信号がある

  • 同じ Multiport Switch ブロックに接続された出力信号がある

  • 同じブレークポイントの指定、値、データ型がある

  • 同じアルゴリズム パラメーターがある

  • 小数部パラメーターに対して同じデータ型がある

モデル トランスフォーマー アプリを使用した Interpolation Using Prelookup ブロックのマージ

この例では、モデル トランスフォーマーを使用して冗長な Interpolation Using Prelookup ブロックを特定し、モデルをリファクタリングする方法を説明します。

モデル ex_interpolation_optimize は Prelookup ブロックを使用して信号を複数の Interpolation Using Prelookup ブロックに入力します。こうした Interpolation ブロックの出力が Multiport Switch ブロックに接続されています。

この例では、変換の条件を満たす Interpolation Using Prelookup ブロックを特定し、それらを 1 つの Interpolation Using Prelookup ブロックと、Multiport Switch ブロックに接続された Constant ブロックに置き換えます。

  1. モデルを作業フォルダーに保存します。

  2. [アプリ] タブで、[モデル トランスフォーマー] をクリックします。

  3. [変換] フォルダーで、Replace Interpolation Using Prelookup Blocksチェックを選択します。

  4. [この変換で、ライブラリ内の Interpolation-ND ブロックをスキップします。] オプションを選択して、ライブラリにリンクされている Interpolation Using Prelookup ブロックが置換されないようにします。

  5. [変換後のモデル名の接頭辞] フィールドで、リファクタリングされたモデルの接頭辞を指定します。

  6. [このチェックを実行] をクリックします。上部の [結果] テーブルには、Interpolation Using Prelookup ブロックと、それに対応する Multiport Switch ブロックの端子インデックスへのハイパーリンクが含まれています。

  7. 変換しないグループの [Candidate Groups] の下にあるチェック ボックスをオフにします。

  8. [モデルのリファクタリング] をクリックします。[結果] テーブルには、新しいモデルへのハイパーリンクが含まれています。テーブルには、共有 Interpolation Using Prelookup ブロックと、それに対応する Multiport Switch ブロック端子へのハイパーリンクが含まれています。ツールによって、新しい gen_ex_interpolation_optimize.slx モデルを含む m2m_ex_interpolation_optimize フォルダーも作成されます。

gen_ex_interpolation_optimize.slx モデルにある 2 つの Prelookup ブロック Prelookup および Prelookup1 が単一の Interpolation Using Prelookup ブロックに接続され、Constant ブロックは Multiport Switch ブロック端子に接続されて [テーブル データ] を入力として提供します。

プログラムによる Interpolation Using Prelookup ブロックのマージ

モデル トランスフォーマーをプログラムによって使用するには、以下のようにします。

  1. モデル ex_interpolation_optimize を現在の作業ディレクトリに保存します。

  2. 変換の条件を満たす候補を特定するには、関数 Simulink.ModelTransform.CommonSourceInterpolation.identifyCandidates を使用してオブジェクト transformResults を作成します。

    transformResults = Simulink.ModelTransform.CommonSourceInterpolation.identifyCandidates('ex_interpolation_optimize')
    
    transformResults =
    
      Results with properties:
    
        Candidates: [1×1 struct]

    transformResults オブジェクトには 1 つのプロパティ Candidates があります。これは、InterpolationPortsSwitchPorts の 2 つのフィールドをもつ構造体です。

    
    transformResults.Candidates = 
    
      struct with fields:
    
            InterpolationPorts: [4×1 struct]
                   SwitchPorts: [4×1 struct]

  3. InterpolationPorts フィールドを表示します。

    transformResults.Candidates.InterpolationPorts = 
      4×1 struct array with fields:
    
        Block
        Port

    InterpolationPorts フィールドは 2 つの配列 BlockPort で構成されます。同様に、SwitchPorts には同じプロパティがあります。

  4. Candidates.InterpolationPorts フィールドと Candidates.SwitchPorts フィールドをテーブルに変換します。

    struct2table(transformResults.Candidates.InterpolationPorts)
    struct2table(transformResults.Candidates.SwitchPorts)
    ans =
      4×2 table
                            Block                                      Port
        _____________________________________________                  ____
        {'ex_interpolation_optimize/Interpolation↵Using Prelookup' }     0  
        {'ex_interpolation_optimize/Interpolation↵Using Prelookup1'}     0  
        {'ex_interpolation_optimize/Interpolation↵Using Prelookup2'}     0  
        {'ex_interpolation_optimize/Interpolation↵Using Prelookup3'}     0  
    
    
    ans =
      4×2 table
                    Block                                 Port
        ______________________________                    ____
        {'ex_interpolation_optimize/Multiport_Switch'}     1  
        {'ex_interpolation_optimize/Multiport_Switch'}     2  
        {'ex_interpolation_optimize/Multiport_Switch'}     3  
        {'ex_interpolation_optimize/Multiport_Switch'}     4  

    SwitchPorts を使用して、どの Interpolation Using Prelookup ブロックがどの Multiport Switch ブロック端子に接続されているか確認します。

  5. モデルをリファクタリングするには、関数 Simulink.ModelTransform.CommonSourceInterpolation.refactorModel を使用します。この関数は、関数 identifyCandidate からの transformResults オブジェクトを使用します。

    refactorResults = Simulink.ModelTransform.CommonSourceInterpolation.refactorModel(transformResults)
    
    refactorResults = 
    
      RefactorResults with properties:
    
               ModelName: 'ex_interpolation_optimize'
          ModelDirectory: ''
        TraceabilityInfo: [4×1 containers.Map]

    refactorResults オブジェクトの ModelName プロパティと ModelDirectory プロパティは参照モデルの名前と場所をリストします。TraceabilityInfo はブロックのトレース情報をリストする containers.Map オブジェクトです。

条件と制限

モデル トランスフォーマーは、次の場合は Interpolation Using Prelookup ブロックを置換できません。

  • Interpolation Using Prelookup ブロックがコメントアウトされた領域にあるか、非アクティブなバリアントである。

  • Interpolation Using Prelookup ブロックがマスクされている。

  • モデル トランスフォーマー アプリでは、Atomic サブシステム、参照モデル、またはライブラリにリンクされたブロックの境界を越える Interpolation Using Prelookup ブロックの置換は行われません。

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