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ModelAdvisor.CheckResult

モデル アドバイザー チェックの結果へのアクセス

    説明

    run メソッドを使用して取得したモデル アドバイザー チェックの結果を表示します。

    作成

    CheckResult オブジェクトのプロパティにアクセスするには、System.Result オブジェクトの CheckResultsObjs プロパティにアクセスします。

    プロパティ

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    モデル アドバイザーが解析するモデルまたはサブシステム。文字ベクトルとして指定します。

    データ型: char

    モデル アドバイザー チェックのステータス。次のいずれかとして指定します。

    • "Failed"

    • "Incomplete"

    • "Justified"

    • "NotRun"

    • "Passed"

    • "Warning"

    データ型: string

    モデル アドバイザー チェック ID。文字ベクトルとして指定します。

    データ型: char

    モデル アドバイザー チェックの名前。文字ベクトルとして指定します。

    データ型: char

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    この例では、モデル sldemo_mdlref_basic およびその参照モデル sldemo_mdlref_counter でチェック [ルート モデルの Inport ブロックの仕様をチェック] を実行してから結果にアクセスする方法について説明します。

    モデル例 sldemo_mdlref_basic を開きます。MATLAB® コマンド ウィンドウで次を入力します。

    openExample("sldemo_mdlref_basic")

    sldemo_mdlref_basic 内のモデル参照階層全体でモデル アドバイザー チェックを実行するために使用できる Advisor.Application オブジェクトを作成します。

    app = Advisor.Manager.createApplication();

    解析するモデルまたはサブシステムを指定します。この例では、モデル sldemo_mdlref_basic をモデル アドバイザー解析のルートとして指定します。

    setAnalysisRoot(app,Root = "sldemo_mdlref_basic");

    チェック [ルート モデルの Inport ブロックの仕様をチェック] のみを実行するとします。

    既定では、Advisor.Application オブジェクトは、現在のモデル アドバイザー構成で各チェック インスタンスを実行するように設定されており、すべてのチェック インスタンスが選択されています。チェック インスタンスをクリアして、すべてのチェック インスタンスをモデル アドバイザー解析から削除します。

    deselectCheckInstances(app);

    これで、モデル アドバイザー解析用に選択されているチェックがなくなりました。

    チェック インスタンス ID を確認して使用することで、モデル アドバイザーでチェック [ルート モデルの Inport ブロックの仕様をチェック] を実行するように指定します。

    checkID = "mathworks.design.RootInportSpec";
    instanceIDs = getCheckInstanceIDs(app,checkID);
    instanceID = instanceIDs(1);
    selectCheckInstances(app,ID = instanceID);

    これで、モデル アドバイザー解析用にチェック [ルート モデルの Inport ブロックの仕様をチェック] が選択されました。

    モデル アドバイザー解析を実行します。

    run(app);

    モデル アドバイザーは、sldemo_mdlref_basicsldemo_mdlref_counter の両方でチェック [ルート モデルの Inport ブロックの仕様をチェック] を実行します。

    モデル アドバイザー解析からの結果を取得します。

    res = getResults(app)
    res = 
    
      1×2 SystemResult array with properties:
    
        system
        Type
        numPass
        numFail
        numNotRun
        numWarn
        numJustified
        CheckResultObjs

    モデル アドバイザーは、モデルごとに ModelAdvisor.SystemResult オブジェクトを返します。プロパティ CheckResultObjs には ModelAdvisor.CheckResult オブジェクトが含まれます。

    いずれかのモデルの ModelAdvisor.CheckResult オブジェクトを表示します。

    checkResult = res(1).CheckResultObjs
    checkResult = 
    
      1×2337 CheckResult array with properties:
    
        system
        status
        checkID
        checkName
        taskID

    ModelAdvisor.CheckResult のプロパティを使用して、モデル アドバイザー解析からの結果を検査できます。なお、モデル アドバイザー解析のモデル アドバイザー レポートを生成することもできます。詳細については、generateReport を参照してください。

    バージョン履歴

    R2015b で導入

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