AUTOSAR 受信側インターフェイスの欠落しているエラー ポートのチェック
チェック ID: mathworks.misra.AutosarReceiverInterface
一致するエラー ポートのない AUTOSAR 受信側インターフェイスの入力端子を特定します。
説明
このチェックの推奨事項に従うと、組み込みアプリケーション用の MISRA C:2012 準拠コードが生成される可能性が高くなります。このチェックは、エラー ポートが欠落している AUTOSAR 受信側インターフェイスの入力端子にフラグを付けます。次の表は、対応するエラー ポートが欠落している場合に、チェックによりフラグが付けられる受信側インターフェイス ポートの AUTOSAR データ アクセス モード タイプを示しています。
AUTOSAR データ アクセス モード タイプ | チェックによるフラグの有無 |
---|---|
ImplicitReceive | あり |
ExplicitReceive | あり |
QueuedExplicitReceive | なし |
ErrorStatus | なし |
ModeReceive | なし |
IsUpdated | なし |
EndToEndRead | あり |
ExplicitReceiveByVal | なし |
otherwise | なし |
欠落しているエラー ポートが Polyspace® の注釈で正当化される場合、このチェックはフラグを付けません。チェックを実行すると、正当化情報のある欠落しているエラー ポートは、[正当化情報のあるブロック] テーブルにリストされます。
Embedded Coder® および Simulink® Check™ で使用できます。
結果と推奨アクション
条件 | 推奨アクション |
---|---|
AUTOSAR 受信側インターフェイスの入力端子に一致するエラー ポートがない。 | 欠落しているエラー ポートを追加して、対応する AUTOSAR 受信側インターフェイスの入力端子にマッピングします。 |
データ アクセス モードが ImplicitReceive 、ExplicitReceive 、または EndToEndRead のときに、AUTOSAR 受信側インターフェイス ポートに一致するエラー ポートがない。 | 欠落しているエラー ポートを追加して、対応する AUTOSAR 受信側インターフェイスの入力端子にマッピングします。 |
機能および制限事項
次のことが可能です。
トップ レイヤー/ルート レベル モデルを解析します。
Simulink Check ライセンスをお持ちの場合は、ブロックおよびチャートをこのチェックから除外できます。
参考
MISRA C:2012, Directive 4.7
MISRA C (Embedded Coder)
コードへの注釈付けと既知の結果または許容可能な結果の非表示 (Polyspace Bug Finder)
AUTOSAR の要素とプロパティの設定 (AUTOSAR Blockset)
AUTOSAR コンポーネントの構成 (AUTOSAR Blockset)