大規模モデルのコンポーネントの組み立て

シミュレーション統合ワークフローでは、コンポーネントを Simulink^® に統合して作成したら、次のステップとしてそのコンポーネントをシステムレベルのモデルに組み立てて、モデルをコンパイルしてからシミュレーションを行います。モデルをコンパイルするには、Simulink ブロック線図を更新します。Simulink モデルのコンパイルの詳細については、動的システムのシミュレーションの段階を参照してください。

モデルをコンパイルする際に、Simulink は設計データとアーキテクチャ データを使用して、ブロック パラメーター、信号特性、およびモデルのインターフェイス特性を評価します。モデルのコンパイルでは、信号タイプとデータ型の伝播も実行されます。設計データとアーキテクチャ データは、システムレベルのモデルの要件に従ってワークスペースとデータ ディクショナリを使用して管理します。インターフェイスを使用して視覚的な複雑度を緩和し、システムレベルのモデルを整理します。

モデル参照階層をもつ大規模モデルのコンパイル パフォーマンスを向上させるには、依存関係に変更がある場合にのみモデルを条件付きでリビルドし、並列ビルドを使用し、インクリメンタル コンパイルのためにモデルを分割します。