Temperature Sensor

理想的な温度センサー

ライブラリ:
Simscape / Foundation Library / Thermal / Thermal Sensors

説明

Temperature Sensor ブロックは、理想的な温度センサー、つまり熱を引き出さずにノードの絶対温度または 2 ノード間の温度差を測定するデバイスを表します。

接続 A と接続 B は、温度を監視する 2 つの点に接続する熱保存端子です。端子 T は、温度差の値を出力する物理量信号端子です。

このブロックの正方向は端子 A から端子 B です。測定温度は T = T_A – T_B として求められます。

ノードの絶対温度を測定するには、[測定基準] パラメーターを [絶対] に設定し、測定するノードに端子 A を接続します。

この例では、住宅の単純な暖房システムをモデル化する方法を説明します。モデルには、ヒーター、サーモスタットおよび 4 つの部品 (室内の空気、住宅の壁、窓および屋根) からなる家屋構造が含まれています。

温度測定の物理量信号出力端子。

熱保存端子。

熱保存端子。測定値は端子 A の値が端子 B の値よりも大きい場合に正になります。

この端子を有効にするには、[測定基準] パラメーターを [差分] に設定します。

絶対測定か相対測定のいずれかを選択します。

差分 — モデル内の 2 つのノード間の温度差をセンサーで測定します。このオプションを選択すると、ブロックアイコンに端子 B が表示されます。
絶対 — 端子 A の絶対温度をセンサーで測定します。センサーには暗黙的な参照ノードがあるため、絶対測定に必要な端子は 1 つだけで済みます。このオプションを選択すると、ブロックアイコンの端子 B が非表示になります。