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Local Restriction (TL)

R2026b

熱液体ネットワークにおける流路面積の制限

  • Local Restriction (TL) block

ライブラリ:
Simscape / Foundation Library / Thermal Liquid / Elements

説明

Local Restriction (TL) ブロックは、熱液体ネットワークにおける、バルブやオリフィスなどの局所的な流路面積の縮小による圧力降下をモデル化します。

端子 [A] と端子 [B] は、制限の入口と出口を表します。端子 [AR] における入力物理量信号は、制限の面積を指定します。あるいは、ブロック パラメーターとして固定制限の面積を指定することもできます。

ブロック アイコンは [制限のタイプ] パラメーターの値に応じて変化します。

制限のタイプブロック アイコン

可変

Variable Local Restriction (TL) block icon

固定

Fixed Local Restriction (TL) block icon

制限は断熱です。環境との熱交換はありません。

制限は、流路面積の縮小とそれに続く急拡大で構成されます。流体が縮小時に加速するため、圧力が降下します。拡大ゾーンにおいて、[圧力回収] チェック ボックスがオフの場合、加速した流体の運動量が失われます。[圧力回収] チェック ボックスがオンの場合、急拡大によって運動量の一部が回収され、制限後に圧力が若干上昇できます。

局所的制限構成図

fluid flow through a local restriction

質量のバランス

制限における質量のバランスは次のとおりです。

0=m˙A+m˙B,

ここで、

  • m˙A は端子 [A] を通過して制限に流入する質量流量です。

  • m˙B は端子 [B] を通過して制限に流入する質量流量です。

運動量のバランス

端子 [A] と端子 [B] 間の圧力差は、制限における運動量のバランスから求められます。

Δp=ρ2(1−SR2S2)vRvR2+vRc2vR=m˙ACdρSRvRc=RecμCdρπ4SR

ここで、

  • Δp は圧力差です。

  • ρ は液体密度です。

  • μ は液体の絶対粘度です。

  • S は端子 [A] と端子 [B] における断面積です。

  • SR は制限における断面積です。

  • vR は制限における流体速度です。

  • vRc は臨界流体速度です。

  • Rec は臨界レイノルズ数です。

  • Cd は流量係数です。

圧力回収がオフの場合、次のようになります。

pA−pB=Δp,

ここで、

  • pA は端子 A における圧力です。

  • pB は端子 B における圧力です。

圧力回収がオンの場合、次のようになります。

pA−pB=Δp1−(SRS)2(1−Cd2)−CdSRS1−(SRS)2(1−Cd2)+CdSRS.

エネルギー バランス

制限におけるエネルギー バランスは次のとおりです。

ϕA+ϕB=0,

ここで、

  • ϕA は端子 [A] を通過して制限に流入するエネルギー流量です。

  • ϕB は端子 [B] を通過して制限に流入するエネルギー流量です。

仮定と制限

  • 制限は断熱です。周囲との熱交換はありません。

  • 制限における液体の動的圧縮率および熱容量は無視できます。

例

端子

入力

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流量制限の面積を制御する入力物理量信号。信号の値が、ブロック パラメーターで指定された制限の面積の下限と上限の範囲外にある場合、その信号は飽和します。

依存関係

この端子は、[制限のタイプ] パラメーターを [可変] に設定した場合にのみ表示されます。

保存

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局所的な制限の入口または出口に関連付けられた熱液体保存端子。このブロックには固有の方向性はありません。

局所的な制限の入口または出口に関連付けられた熱液体保存端子。このブロックには固有の方向性はありません。

パラメーター

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シミュレーション中に制限の面積を可変にするかどうかを選択します。

  • 可変 — 端子 [AR] における入力物理量信号は、シミュレーション中に可変の制限の面積を指定します。[最小制限面積] および [最大制限面積] パラメーターは、制限の面積の下限と上限を指定します。

  • 固定 — [制限の面積] ブロック パラメーターの値で指定された制限の面積は、シミュレーション中、一定に保たれます。端子 [AR] は非表示です。

制限の断面積の下限。このパラメーターを使用して、漏れ面積を表すことができます。入力信号 AR は、制限の面積がこれ以上減少しないように、この値で飽和します。

依存関係

[制限のタイプ] パラメーターが [可変] に設定されている場合に有効になります。

制限の断面積の上限。入力信号 AR は、制限の面積がこれ以上増加しないように、この値で飽和します。

依存関係

[制限のタイプ] パラメーターが [可変] に設定されている場合に有効になります。

制限における、流路に対して法線方向の面積。

依存関係

[制限のタイプ] パラメーターが [固定] に設定されている場合に有効になります。

端子 [A] および端子 [B] における流路に対して法線方向の断面積。この面積は、2 つの端子で同一であると仮定されます。

流量係数は、オリフィスの流量容量を特徴付けるためによく使用される半経験的パラメーターです。このパラメーターは、理想的な質量流量に対する、オリフィスを通過する実際の質量流量の比として定義されます。

局所的な制限の出口における圧力回収を考慮する場合は、このチェック ボックスをオンにします。

層流状態と乱流状態間の遷移におけるレイノルズ数。既定値は鋭利なエッジをもつオリフィスに対応しています。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2013b で導入