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Local Restriction (IL)

等温液体ネットワークにおける流路面積の制限

  • Local Restriction (IL) block

ライブラリ:
Simscape / Foundation Library / Isothermal Liquid / Elements

説明

Local Restriction (IL) ブロックは、等温液体ネットワークにおける、バルブやオリフィスなどの局所的な流路面積の縮小による圧力降下をモデル化します。

端子 [A] と端子 [B] は、制限の入口と出口を表します。端子 [AR] における入力物理量信号は、制限の面積を指定します。あるいは、ブロック パラメーターとして固定制限の面積を指定することもできます。

ブロック アイコンは [制限のタイプ] パラメーターの値に応じて変化します。

制限のタイプブロック アイコン

可変

Variable Local Restriction (IL) block icon

固定

Fixed Local Restriction (IL) block icon

制限は断熱です。環境との熱交換はありません。

制限は、流路面積の縮小とそれに続く急拡大で構成されます。流体が縮小時に加速するため、圧力が降下します。拡大ゾーンにおいて、[圧力回収] チェック ボックスがオフの場合、加速した流体の運動量が失われます。[圧力回収] チェック ボックスがオンの場合、急拡大によって運動量の一部が回収され、制限後に圧力が若干上昇できます。

局所的制限構成図

fluid flow through a local restriction

ブロックの方程式は、端子 [A] と端子 [B] 間の圧力差に基づいた質量流量を表します。

m˙A+m˙B=0m˙A=CdSRΔp(Δp2+Δpcr2)1/42ρ¯PRloss(1(SRS)2)Δp=pApBΔpcr=π4ρ¯2SR(RecrνatmCd)2

ρ¯=ρA+ρB2

ここで、

  • Δp は圧力差です。

  • pApB はそれぞれ端子 [A] と端子 [B] における圧力です。

  • SR は制限における断面積です。

  • S は端子 [A] と端子 [B] における断面積です。

  • Δpcr は層流状態と乱流状態間の遷移における臨界圧力差です。

  • Recr は臨界レイノルズ数です。

  • νatm は大気圧における液体動粘性率です。これは、回路に接続された Isothermal Liquid Properties (IL) ブロックによって定義されるグローバル パラメーターです。

  • Cd は流量係数です。

  • ρ¯ は流体混合体の平均密度です。

  • ρAρB はそれぞれ端子 [A] と端子 [B] における流体混合体の密度値です。流体混合体の密度の計算に使用される方程式は、選択した等温液体モデルによって異なります。詳細については、等温流体のモデル化のオプションを参照してください。

  • PRloss は圧力損失比です。

圧力損失比 PRloss[圧力回収] チェック ボックスによって異なります。

  • 圧力回収がオフの場合、次のようになります。

    PRloss=1.

  • 圧力回収がオンの場合、次のようになります。

    PRloss=1(SRS)2(1Cd2)CdSRS1(SRS)2(1Cd2)+CdSRS.

制限における断面積 SR は、[制限のタイプ] パラメーターの値によって異なります。

  • 可変の制限の場合:

    SR={Smin,ARSminSmax,ARSmaxAR,Smin<AR<Smax,

    ここで、AR は入力物理量信号の値であり、Smin および Smax は、それぞれ [最小制限面積] および [最大制限面積] ブロック パラメーターの値です。

  • 固定制限の場合、SR[制限の面積] パラメーターの値です。

既定では、計算効率を向上させるため、ブロックは制限端子における断面積が制限の面積よりもはるかに大きいと仮定し、[端子 A および端子 B における断面積] パラメーターの値を inf に設定し、方程式内のすべての SR/S 項を 0 に設定します。2 つの断面積のサイズが同等であり、その比率が流量の計算に影響を与える場合は、[端子 A および端子 B における断面積] パラメーターに実際の値を指定します。

端子

入力

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流量制限の面積を制御する入力物理量信号。信号の値が、ブロック パラメーターで指定された制限の面積の下限と上限の範囲外にある場合、その信号は飽和します。

依存関係

この端子は、[制限のタイプ] パラメーターを [可変] に設定した場合にのみ表示されます。

保存

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局所的な制限の入口または出口に関連付けられた等温液体保存端子。このブロックには固有の方向性はありません。

局所的な制限の入口または出口に関連付けられた等温液体保存端子。このブロックには固有の方向性はありません。

パラメーター

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シミュレーション中に制限の面積を可変にするかどうかを選択します。

  • 可変 — 端子 [AR] における入力物理量信号は、シミュレーション中に可変の制限の面積を指定します。[最小制限面積] および [最大制限面積] パラメーターは、制限の面積の下限と上限を指定します。

  • 固定[制限の面積] ブロック パラメーターの値で指定された制限の面積は、シミュレーション中、一定に保たれます。端子 [AR] は非表示です。

制限の断面積の下限。このパラメーターを使用して、漏れ面積を表すことができます。入力信号 AR は、制限の面積がこれ以上減少しないように、この値で飽和します。

依存関係

[制限のタイプ] パラメーターが [可変] に設定されている場合に有効になります。

制限の断面積の上限。入力信号 AR は、制限の面積がこれ以上増加しないように、この値で飽和します。

依存関係

[制限のタイプ] パラメーターが [可変] に設定されている場合に有効になります。

制限における、流路に対して法線方向の面積。

依存関係

[制限のタイプ] パラメーターが [固定] に設定されている場合に有効になります。

端子 [A] および端子 [B] における流路に対して法線方向の断面積。この面積は、2 つの端子で同一であると仮定されます。inf 値は、端子における断面積が制限の面積よりもはるかに大きいため、ブロックの方程式内にあるすべての SR/S 項は無視できるほど小さいと仮定します。

流量係数は、オリフィスの流量容量を特徴付けるためによく使用される半経験的パラメーターです。このパラメーターは、理想的な質量流量に対する、オリフィスを通過する実際の質量流量の比として定義されます。

層流状態と乱流状態間の遷移におけるレイノルズ数。

局所的な制限の出口における圧力回収を考慮する場合は、このチェック ボックスをオンにします。

拡張機能

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C/C++ コード生成
Simulink® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020a で導入