Ideal Rotational Motion Sensor
機械的回転システムの運動センサー
ライブラリ:
Simscape /
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Mechanical /
Mechanical Sensors
説明
Ideal Rotational Motion Sensor ブロックは、理想的な機械回転運動センサー、つまり 2 つの機械回転ノード間で測定されたアクロス変数を、加速度、角速度、または位置 (角度) に比例する制御信号に変換するデバイスを表します。初期角度位置 (オフセット) をブロック パラメーターとして指定できます。
このセンサーは、慣性、摩擦、遅延、エネルギー消費量などを考慮しない理想的なものです。
接続 R と接続 C は、運動を監視するノードにブロックを接続する機械回転保存端子です。このブロックの正方向は端子 R から端子 C です。つまり、速度は ω = ωR – ωC として測定されます。ここで、ωR と ωC はそれぞれ端子 R と端子 C の絶対角速度です。[測定基準] パラメーターを使用すると、端子 C を無効にして接地を基準に測定できます。
接続 α、W、および A はそれぞれ角加速度、角速度、角変位の物理量信号出力端子です。これらの端子の表示はブロック パラメーターによって制御されます。端子 α を有効にすると、ブロックによって追加の計算が行われ、速度に基づいて加速度が測定されます。モデルが不必要に複雑化するのを防ぐために、ブロックの各インスタンスで、実際に測定に使用する端子のみを有効にすることをお勧めします。
[角度を [0, 2*pi] にラップ] チェック ボックスを使用すると、角変位の出力範囲を制御できます。オンにすると、角変位は、オブジェクトによって実行される回転数と回転の方向に関係なく、0 ~ 2π ラジアン (360 度) の範囲内に維持されます。このチェック ボックスをオフにすると、出力範囲は制限されません。
次の図は、2 つのオプションの違いを示しています。

この例のオブジェクトは、最初の 5 秒間は正方向に 6 rad/s で移動し、その後負方向に切り替わって同じ速度で移動します。既定の角変位出力 (ライン 1) は、オブジェクトが 30 rad 進んだ後、負方向に –20 rad まで戻り続けたことを示しています。[角度を [0, 2*pi] にラップ] チェック ボックスをオンにした場合、出力 (ライン 2) は 0 ~ 2π rad の範囲に留まります。
[角度を [0, 2*pi] にラップ] チェック ボックスをオンにすると、モデル パラメーターと回転角度の関係が複雑なモデル (ポンプやモーターなど) の開発が単純化されます。


