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グラフ データ エクストラクター

ブロックのパラメーター化で使用するためにデータシートからグラフを抽出

R2024a 以降

説明

グラフ データ エクストラクター アプリは、パーツのデータシートからグラフをインポートし、点のデータを必要に応じて変更してから、選択したデータを MATLAB® データ ファイルとしてエクスポートするために使用します。それらのデータ ファイルを以降のブロックのパラメーター化に使用できます。

グラフ データ エクストラクター アプリでは次のことが可能です。

  • パーツのデータシートの PDF からグラフをインポートする。

  • データの座標軸のキャリブレーションを行う。

  • データ曲線上の該当する点を選択してテーブルを形成する。

  • 点を移動するかテーブルを編集することで点のデータを必要に応じて変更する。

  • オプションで、複数の曲線を X 軸に沿って共通のグリッドにプロットする。

  • 選択したデータを MATLAB データ ファイルとしてエクスポートする。

Graph Data Extractor window

グラフ データ エクストラクター を開く

  • MATLAB ツールストリップ: [アプリ] タブの [Simscape] にある [グラフ データ エクストラクター] アイコンをクリックします。

  • MATLAB コマンド プロンプト: 「graphDataExtractor」と入力します。

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  1. メーカーのデータシートの PDF を開きます。Microsoft® の Snipping Tool または同様のアプリを使用して、目的のプロットを取得し、イメージ ファイルとして保存します。サポートされているファイル形式は、bmpgifjpgjpegpngtif です。

    IGBT datasheet plot

  2. グラフ データ エクストラクターを開きます。

    graphDataExtractor
    

    Graph Data Extractor window

  3. [新規セッション] をクリックし、手順 1 で保存したイメージ ファイルを選択します。

    Graph Data Extractor window with imported image

  4. [グラフ データ エクストラクター] ウィンドウのプロンプトに従います。まず、X 軸と Y 軸の基準点を選択し、対応する値をツールストリップのフィールドに入力することで、プロットのスケールを指定します。最小点や最大点を選択する必要はありません。それぞれの軸について基準点を 2 つ選択すると、入力した値に基づいてプロットのキャリブレーションが行われます。

    X 軸の点を選択します。点が緑色でマークされます。

    Graph Data Extractor window with first reference point selected

    グラフ データ エクストラクターのツールストリップにある [X 軸の最初の点] フィールドに「0.5」と入力します。

  5. X 軸の 2 番目の基準点について、この処理を繰り返します。次に、Y 軸の基準点を 2 つ選択し、ツールストリップのフィールドに同様に値を入力します。

    Graph Data Extractor window with axes reference points specified

  6. この例では、1 つのデータ ラインの値をインポートするため、[データ ラインの数] の値は 1 のままにします。

    [データの選択] ボタンをオンに切り替え、下から 3 番目の VCE = 10V に対応するラインの点をいくつか選択します。

    Selecting points on the curve

    選択した点がオレンジ色でマークされ、各点の X 座標と Y 座標のテーブルが生成されます。

  7. 点の位置を調整するには、[データの選択] ボタンをオフに切り替えます。2 番目の点をラインに沿って x1 = 3.0000 までドラッグします。点のドラッグを開始すると、対応するテーブルのセルがオレンジ色で強調表示されます。目的の座標をテーブルのセルに直接入力できます。

    Adjusting the point position

  8. 点の位置が満足のいく状態になったら、[エクスポート] をクリックし、ファイル名 (例: IGBT_plot1) を指定します。テーブルが MAT ファイルとしてエクスポートされます。このファイルを以降のブロックのパラメーター化に使用できます。

  9. [セッションの保存] ボタンをクリックし、グラフ データ エクストラクター アプリの現在の状態を MAT ファイルとして保存します。エクスポートされたテーブル データのみを含む IGBT_plot1.mat ファイルと区別するために、保存したセッション ファイルに IGBT_plot1_session1.mat という名前を付けます。次の例に示すように、保存したセッション ファイルを後からグラフ データ エクストラクターに読み込み、データ点を追加したり変更したりできます。

  1. グラフ データ エクストラクターを開きます。

    graphDataExtractor
    
  2. [セッションを開く] をクリックし、前の例で保存したセッション ファイル IGBT_plot1_session1.mat を選択します。

    Graph Data Extractor window with imported session

    [グラフ データ エクストラクター] ウィンドウの右側のペインにあるテーブルに、VCE = 10V のプロット ラインで選択した 5 つのデータ点の [x1] 座標と [y1] 座標が格納されています。続いて、2 番目のラインの点を追加していきます。

  3. ツールストリップの [データ ラインの数] の値を 2 に変更します。

  4. [データ ラインの選択] ドロップダウンで 2 を選択します。

  5. [データの選択] ボタンをオンに切り替え、下から 4 番目の VCE = 12V に対応するラインの点を 7 つ選択します。

    Selecting points on the curve

    選択した点が黄色でマークされ、テーブルに [x2][y2] の列が追加されます。これらの列には、2 番目のラインの各点の X 座標と Y 座標が格納されます。

    2 番目のラインには点が 7 つあり、最初のラインには点が 5 つしかないため、テーブルの [x1][y1] の列の下部に空 (NaN) のセルがあることに注意してください。

  6. 両方のラインを X 軸に沿ってグリッドにプロットするには、グラフ データ エクストラクターのツールストリップにある [データ] タブをクリックします。

  7. [グリッド] ラジオ ボタンをクリックし、[内挿] をクリックします。

    両方の曲線の X の最小値から最大値までの範囲が内挿され、各曲線の X 軸方向の等間隔の位置に 7 つの点が含まれるようになります。データ テーブルに含まれる列は、[x] (両方の曲線に共通)、[y1][y2] の 3 つだけになります。

    Two curves on a common grid

    X の値は同じままになるため、点の位置を調整しようとしたときに Y 軸方向にしか移動できなくなることに注意してください。

  8. ツールストリップの [X データの最小値] フィールドと [X データの最大値] フィールドに内挿の範囲が表示されます。[目盛りの数] フィールドで X 軸方向のグリッド点の数を指定します。データをプロットのグリッドに揃えるには、[目盛りの数] の値を 5 に変更します。

    両方の曲線がもう一度内挿され、各曲線の点が 5 つになります。データ テーブルには 5 行のデータが格納されます。

    Two curves on a common grid interpolated into five points

  9. データ テーブルが満足のいく状態になったら、[エクスポート] をクリックし、ファイル名を IGBT_plot2 と指定します。

関連する例

プログラムでの使用

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graphDataExtractor は、グラフ データ エクストラクター アプリを開きます。

バージョン履歴

R2024a で導入

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