dfilt.latticemamin

離散時間ラティス移動平均フィルター

構文

Hd = dfilt.latticemamin(k) Hd = dfilt.latticemamin

Hd = dfilt.latticemamin(k) では、ラティス係数が k の離散時間ラティス移動平均最小位相フィルター Hd が返されます。

メモ

係数 k が最小位相フィルターを定義している場合、この構造で得られるフィルターは最小位相フィルターになります。係数が最小位相フィルターを定義していない場合は、この構造で使用しても最小位相フィルターは生成されません。

Hd = dfilt.latticemamin では、k=[ ] の既定の離散時間ラティス移動平均最小位相フィルター Hd が返されます。このフィルターでは、入力が変化せずそのまま出力されます。

結果として得られるフィルター状態の列ベクトルは、以下のようになります。

$[\begin{matrix} z (1) \\ z (2) \\ z (3) \end{matrix}]$

以下のラティス係数を使用して、dfilt オブジェクト Hd に対して、3 次ラティス移動平均最小位相フィルター構造を作成します。

k = [.66 .7 .44];
Hd = dfilt.latticemamin(k)

R2006a より前に導入