dfilt.dfsymfir
離散時間直接型対称 FIR フィルター
構文
Hd = dfilt.dfsymfir(b)
Hd = dfilt.dfsymfir
説明
Hd = dfilt.dfsymfir(b) では、分子係数が b の離散時間直接型対称 FIR フィルター Hd が返されます。
Hd = dfilt.dfsymfir では、b=1 の既定の離散時間直接型対称 FIR フィルター Hd が返されます。このフィルターでは、入力が変化せずそのまま出力されます。
メモ
ベクトル b の後半は対称であると仮定されているため、ベクトルの前半のみが使用されます。以下の図は係数が奇数の場合で、b(3) = 0、b(4) = b(2) および b(5) = b(1) となり、次の図は係数が偶数の場合で、b(4) = b(3)、b(5) = b(2) および b(6) = b(1) となります。


上記の例における係数の数が奇数の場合に得られるフィルター状態の列ベクトルは、以下のようになります。
例
バージョン履歴
R2006a より前に導入

