dfilt.df2

離散時間直接型 II フィルター

構文

Hd = dfilt.df2(b,a) Hd = dfilt.df2

Hd = dfilt.df2(b,a) では、分子係数が b、分母係数が a の離散時間直接型 II フィルター Hd が返されます。

Hd = dfilt.df2 では、b=1、a=1 の既定の離散時間直接型 II フィルター Hd が返されます。このフィルターでは、入力が変化せずそのまま出力されます。

メモ

分母 a(1) の最初の係数は、0 になることはできません。

結果として得られるフィルター状態の列ベクトルは、以下のようになります。

$[\begin{matrix} z (1) \\ z (2) \\ ⋮ \\ z (n) \end{matrix}]$

4 次ローパスバタワース設計からの係数を使用して、直接型 II 離散時間フィルターを作成します。

[b,a] = butter(4,.5);  
Hd = dfilt.df2(b,a)

R2006a より前に導入