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ビルド プロセスのコンパイルおよびリンクの制御
モデルのコードの生成後、ビルド プロセスは実行可能プログラムをコンパイルしてリンクするかどうかを決定します。この決定は、さまざまな要因によって決まります。
[コード生成のみ] オプション
このオプションを選択すると、コード ジェネレーターはモデルのコードを生成します (makefile を含む)。
[makefile の生成] オプション
このオプションをオフにすると、コード ジェネレーターはモデルに makefile を生成しません。コード生成後のビルド プロセスのカスタマイズで説明するように、コード生成後のプロセス (コンパイルとリンクを含む) をユーザー定義のコマンドとして指定しなければなりません。
makefile のみのターゲット
grtおよび Embedded Coder® ターゲット コンフィギュレーションの Microsoft® Visual C++® Project Makefile バージョンは Visual C++ プロジェクト makefile () を生成します。実行可能プログラムをビルドするには、Visual C++ IDE 内にmodel.makを開き、モデル コードをコンパイルしてリンクしなければなりません。model.makHOSTテンプレート makefile 変数テンプレート makefile 変数
HOSTは、実行可能プログラムを実行するシステムの種類を識別します。この変数を次の 3 つの値のいずれかに設定することができます。PC、UNIX、ANYのいずれかです。既定では、
HOSTは The Open Group UNIX® プラットフォーム (grt_unix.tmfなど) と併用するために設計されたテンプレート makefile 内ではUNIXに設定され、PC (grt_vcx64.tmfなど) 用の開発システムと併用するために設計されたテンプレート makefile 内ではPCに設定されます。Simulink® ソフトウェアが
HOST変数の指定するものと同じ種類のシステム上で起動している場合は、実行可能ファイルがビルドされます。それ以外の場合は以下のようになります。HOST = ANYの場合、いずれにせよ実行可能プログラムはビルドされます。Simulink ソフトウェアが起動しているシステムとは異なるシステム用にプログラムをクロスコンパイルする場合は、このオプションが役立ちます。それ以外の場合、モデル コードと makefile の生成後、処理は停止します。以下のメッセージが MATLAB® のコマンド ラインに表示されます。
### Make will not be invoked - template makefile is for a different host