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Simulink Workspace Variable

Simulink ワークスペース変数ループ コンポーネントによって生成されるループで、モデルにより使用されているワークスペース変数についてレポートする

説明

このコンポーネントは、Simulink ワークスペース変数ループ コンポーネントによって生成されるループで、Simulink® モデルが使用するワークスペース変数に関する情報を提供します。レポートの設定には、Simulink ワークスペース変数コンポーネントが Simulink ワークスペース変数ループ コンポーネントの子として含まれていなければなりません。

レポートには各変数の名前と値が含まれます。オプションで、各変数の以下の情報を含めることができます。

  • 変数のソース (MATLAB® ワークスペース、モデル ワークスペース、またはデータ ディクショナリ)

  • 変数を使用するブロック

Simulink データ オブジェクトである変数 (たとえば、Simulink.Parameter オブジェクト) の場合、レポートにはオブジェクトのプロパティが含まれます。プロパティをフィルターで除外して、レポートを効率化することができます。

Simulink ワークスペース変数ループ コンポーネントを Simulink ワークスペース変数コンポーネントの親として使用します。[レポート オプション] ダイアログ ボックスで、[コンパイル情報をレポートに含めるためにモデルをコンパイルする] を選択します。

オプション

次のオプションは、各変数についてレポートに含めることができる追加情報を指定します。

  • ワークスペースを表示: 各変数のソース (MATLAB ワークスペース、モデル ワークスペース、またはデータ ディクショナリ) をレポートします。

  • 変数を使用するブロックを表示: 各変数を使用するブロックをレポートします。

変数の値が Simulink データ オブジェクトである場合、次のアプローチのいずれかを使用して、レポートに含めるプロパティをフィルターで除外できます。

  • ダイアログ ボックスの [プロパティのフィルター] 領域を使用して、標準フィルターを指定する。

    標準フィルター オプションが適用されるすべての変数の値は、指定したクラスまたは複数のクラスのインスタンスです。たとえば、標準フィルターを使用すると、Simulink.Parameter オブジェクトが値として使用されるモデルでは、使用されているすべての変数の Description プロパティを、フィルターで除外できます。

  • [カスタム プロパティ フィルターを使用] オプションを選択して、フィルター処理用の MATLAB コードを作成する。

    カスタム フィルター処理コードを作成すると、標準フィルターでは実行されない各種のフィルター処理を実行できます。作成すると有用なカスタム フィルターの一般的な例として、以下を除外するフィルターが挙げられます。

    • クラスの (すべてではなく) 一部のインスタンスのプロパティ

    • 正規表現と一致するプロパティ

標準フィルターを指定する、ダイアログ ボックスの [プロパティのフィルター] 領域には、次のフィールドがあります。

  • クラス名 (* すべてのクラス): 特定のプロパティをフィルターでの除外対象とする、変数のクラスを指定します。一度に 1 つのクラスを指定するか、アスタリスク (*) を入力してすべてのクラスを指定することができます。クラス名を入力した後、カーソルをエディット ボックスの外に移動させます。

  • 利用可能なプロパティ: [クラス名 (* すべてのクラス)] に入力したクラスが MATLAB パス上にある場合、このリストにはそのクラスのプロパティが表示されます。

  • フィルター処理されるプロパティ: フィルターで除外されるプロパティを表示します。[利用可能なプロパティ] リストで選択したプロパティを [フィルター処理されるプロパティ] のリストに追加するには、右矢印ボタンを使用します。

  • 入力したクラスが MATLAB パス上に "ない" 場合は、[フィルター処理されるプロパティのコンマ区切りリスト] エディット ボックスが表示されます。フィルター処理に使用するプロパティの名前を入力します。

  • カスタムに変換: [プロパティのフィルター] 標準フィルター設定を実装するカスタム MATLAB コードを生成します。

    メモ

    [カスタムに変換] ボタンを選択すると、このコンポーネントの既存の MATLAB カスタム フィルター処理コードはいずれも上書きされます。

カスタム フィルター処理の MATLAB コードを作成し、適用するには、[カスタム プロパティ フィルターを使用] チェック ボックスをオンにします。このチェック ボックスをオンにすると、プロパティをフィルター処理するための MATLAB 関数を定義するエディット ボックスが開きます。エディット ボックスには、フィルター処理関数の開始点として使用できるサンプル関数 (コメント アウトされている) が含まれています。変数 isFiltered を関数の出力に使用します。次に例を示します。

  • Owner および testProp プロパティをフィルターで除外するには、エディット ボックスで次のように入力する:

    isFiltered = strcmpi(propertyName, 'Owner')||...
    strcmpi(propertyName, 'testProp');
  • CoderInfo プロパティを "除く" すべてのプロパティをフィルターで除外するには、エディット ボックスで次のように入力する:

    isFiltered = ~strcmpi(propertyName, 'CoderInfo');

[カスタム プロパティ フィルターを使用] チェック ボックスをオフにしている場合、Simulink Report Generator™ はカスタム MATLAB フィルター処理コードを保存しますが、そのコードを使用してプロパティがフィルター処理されることはありせん。

レポートに挿入されるもの

あり。リスト。

クラス

rptgen_sl.csl_ws_variable