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モデルのメモのレポート

この例では、モデルのメモを組み込むレポートの生成方法を説明します。レポートには、モデル内の各システムについての章が含まれます。各章には、システムのスナップショットとそのシステムに関するすべてのメモが含まれます。

モデルを開く

メモがあるモデルを開きます。

model = "sldemo_autotrans";
open_system(model);

モデルのメモを開くには、[モデル化] タブの [設計] で、[モデルのメモ] を選択します。

レポートの設定

長い完全修飾クラス名を使用せずに済むよう、Report Generator の API 名前空間をインポートします。

import mlreportgen.report.*
import slreportgen.report.*
import slreportgen.finder.*

Simulink レポート オブジェクトを作成して開きます。Microsoft® Word、HTML、または単一ファイルの HTML のレポートを作成するには、"pdf" を "docx"、"html"、または "html-file" にそれぞれ変更します。

rpt = slreportgen.report.Report(model + "_Notes_Report","pdf");
open(rpt);

タイトル ページと目次を追加します。

titlepage = TitlePage("Title",model);
add(rpt,titlepage);
toc = TableOfContents();
add(rpt,toc);

システムについてのレポート

モデル内のすべてのシステムを検索し、ループ処理します。

finder = DiagramFinder(model);
while hasNext(finder)
    system = next(finder);

新しい章を作成してシステムの結果を追加すると、システムのスナップショットがレポートに追加されます。

    ch = Chapter("Title",system.Name);
    add(ch,system);

モデルのメモを現在のシステムに追加します。現在のシステムに関連付けられたメモがない場合は、何も追加されません。

    notes = Notes(system);
    add(ch,notes);   

章をレポートに追加します。

    add(rpt,ch);
end

レポートを閉じる

レポートを閉じて表示します。

close(rpt);
rptview(rpt);

参考

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