ループ コンテキスト関数によるフィルターの適用
ループ コンテキスト関数を使用して、レポート対象のモデル要素にフィルターを適用し、特定の要素に対し特殊なレポート処理を実行します。
以下の例では、ブロック ループ コンポーネントにおいて論理 If コンポーネントの RptgenSL.getReportedBlock を使用して、ブロック ループ コンポーネント内のターゲット ブロックについてレポートします。
ループ コンテキスト関数の概要については、コンテキスト関数のループ処理を参照してください。
設定ファイルの作成と保存
f14 モデルを開きます。
MATLAB® コマンド プロンプトで次のように入力します。
report
レポート エクスプローラーで、[ファイル] 、 [新規] を選択します。
[プロパティ] ペインで、[ディレクトリ] を
[現在の作業ディレクトリ]に設定します。設定ファイルを
inport_outport.rptとして保存します。
コンポーネントの追加
以下のコンポーネントをレポートに順番に追加します。
| 追加元のライブラリ フォルダー | 追加するコンポーネント | 設定するプロパティ |
|---|---|---|
Simulink | モデル ループ | 該当なし |
形式 | 章 |
|
Simulink | ブロック ループ | 該当なし |
論理制御とフロー制御 | 論理 If | [テスト式] を以下に設定 strcmp(get_param... (RptgenSL.getReportedBlock,'BlockType'),... 'Inport') |
| Simulink プロパティ テーブル | 該当なし |
レポート設定ファイルは次のようになります。

レポートの実行
inport_outport.rptを選択します。コンテキスト メニューから [レポート] を選択します。
レポートには、Inport ブロックのプロパティのみを示す章が含まれます。
必要に応じて、以下に示すような Outport ブロックのみについてレポートする 2 番目の章を作成します。
