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データ処理モードおよびフレーム ポリシー

既定では、アプリは信号全体を処理します。また、信号を均一のセグメント、つまり "フレーム" に分割して、逐次的に処理することもできます。フレームベースの処理を使用すると、たとえば、急激な信号変化を突き止めたり、予知ランク付けの完全な特徴セットを計算して残存耐用年数の計算を行ったりすることができます。

  • 完全な信号 — 連続する 1 つの時系列で信号全体を処理します。たとえば、20 個の振動信号のアンサンブルがあり、特徴 [時間領域の特徴]、[信号の特徴]、[平均] を選択するとします。平均の値を 20 個作成します (各メンバー信号に 1 つずつ)。

  • フレームベース — 信号をフレーム サイズとレートによって定義された一連のセグメントとして処理します。

    • フレーム ポリシーの選択 — 以前に指定したフレーム サイズとフレーム レートのペアを選択するか、または新たなフレーム仕様を作成します。アプリは各フレーム設定のペアを "フレーム ポリシー" に保存します。複数のフレーム ポリシーを保持し、このメニューを使用してそれらのポリシーから選択することができます。現在のフレーム サイズとフレーム レートのエントリから新しいフレーム ポリシーを作成するには、[新規フレーム...] を選択します。

    • フレーム サイズ (FS) — データが提供される時間間隔を秒単位で指定します。

    • フレーム レート (FR) — フレームの開始時間の間の時間間隔を秒単位で指定します。この間隔は、新しいフレームが開始される際の周波数と同じです。

      たとえば、20 個の振動信号のアンサンブルがあり、各信号の長さは少なくとも 100 秒であると仮定します。[フレーム サイズ (FS)]50 秒、[フレーム レート (FR)]40 秒と入力すると、各信号には少なくとも次の 3 つのフレームが含まれます。

      • フレーム 1: 0 ~ 50 秒

      • フレーム 2: 40 ~ 90 秒

      • フレーム 3: 80 ~ L。ここで、L は最小で 130 秒または信号の終了時間です。

        フレームベースのデータ処理モードで平均の特徴を計算する場合、各信号には少なくとも 3 つの平均値が含まれます (各フレームに 1 つの平均値)。