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FEM データを使用してパラメーター化されたスイッチト リラクタンス モーター

この例では、スイッチト リラクタンス モーター (SRM) のモデルを作成する方法を示します。カスタム Simscape™ 合成コンポーネントを使用して、Simscape Electrical™ FEM-Parameterized Rotary Actuator を基本コンポーネントとして用いた 3 組の固定子極対を作成します。入力ピンの状態 (反転、オン/オフ) が、モーター シャフトに印加されるトルクを制御します。

モデル

Three-Arm Bridge サブシステム

Simscape ログからのシミュレーション結果

以下のプロットは、コンバーターの入力ピンの制御信号の変化に伴うモーターの動作を示しています。モーターがシャフトに印加するトルクの符号は、反転信号によって制御されます。オン/オフ信号を 0 に設定すると、モーターからモーター シャフトにトルクは印加されません。このテストでは、オン/オフ信号を 0 に設定した後、シャフトに適用される粘性摩擦によってモーター シャフトの速度が低下します。

以下のプロットは、各巻線によって加えられるトルクの効果を観察できるように、非常に短い時間のモーターの動作を示しています。個々の巻線が励磁および遮断されるのに伴い、モーター回転数に非常に小さなリップルが観察されます。

以下のプロットは、モーターのパラメーター化に使用するデータを示しています。角度と電流に依存する、鎖交磁束とモーター トルクの両方のルックアップ テーブルがプロットされます。