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pctRunOnAll

クライアントと並列プールの全ワーカーでコマンドを実行する

    説明

    pctRunOnAll command は、指定されたコマンドを並列プールの全ワーカーとクライアントで実行します。また、この関数は、コマンド ライン出力をクライアントのコマンド ウィンドウに出力します。指定されたコマンドがワーカーのワークスペースで実行されますが、変数は返されません。並列プールの全ワーカーとクライアントで設定を変更するには、この関数を使用します。

    メモ

    混合プラットフォーム環境で pctRunOnAll を使用して MATLAB® 検索パスを変更するコマンドを実行すると、ワーカーでは正常に実行されても、クライアントでは警告が出される場合があります。たとえば、ワーカーがすべて Linux® オペレーティング システムで実行されていて、クライアントが Microsoft® Windows® オペレーティング システムで実行されている場合、addpath コマンドに Linux 互換のパスを指定すると、Windows ベースのクライアントで警告が出されます。

    すべて折りたたむ

    関数 pctRunOnAll を使用して、クライアントとすべてのワーカーでコマンドを実行します。

    クライアントとすべてのワーカーで、読み込まれているすべての関数をクリアします。

    pctRunOnAll clear functions

    クライアントとすべてのワーカーで、作業フォルダーをプロジェクト フォルダーに変更します。

    pctRunOnAll cd /opt/projects/c1456

    クライアントとすべてのワーカーのパスにフォルダーを追加します。

    pctRunOnAll addpath({"/usr/share/path1" "/usr/share/path2"})

    system コマンドを使用して、クライアントとすべてのワーカーでシステム コマンド hostname を実行します。出力を cmdout に返します。

    pctRunOnAll [~,cmdout] = system("hostname")

    入力引数

    すべて折りたたむ

    実行する MATLAB コマンド。必要な入力引数と出力引数と共に、MATLAB コマンドとして指定します。

    例: clear functions

    制限

    • pctRunOnAll は、parpool("Threads")backgroundPool を呼び出すことによって作成されるようなスレッドベースのプールをサポートしていません。

    バージョン履歴

    R2008a で導入