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remove

ValueStore オブジェクトまたは FileStore オブジェクトからエントリを削除する

R2022a 以降

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構文

remove(store,keySet)

説明

例

remove(store,keySet) は、キー keySet での指定どおり、キーと値のペアまたはキーとファイルのペアを ValueStore オブジェクトまたは FileStore オブジェクトの store から削除します。

例

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ライブ スクリプトを開く

ワーカー上でシミュレーションを実行し、クライアント上でジョブのデータ ストレージを取得します。データ ストレージは、キーと値のエントリをもつ ValueStore オブジェクトです。このオブジェクトから、対応するキーでの指定どおりにエントリを削除します。

次のシミュレーションでは、乱数行列の逆行列を求め、結果を ValueStore オブジェクトに保存します。

type workerInvCode
function workerInvCode(models)
% Get the ValueStore of the current job
store = getCurrentValueStore;
for i = 1:numel(models)
    % Store simulation results in the ValueStore object
    pause(1);
    key = strcat("result_",num2str(i));
    store(key) = inv(rand(models(i)));
end
end

既定のクラスター プロファイルを使用して、ワーカー上でバッチ ジョブを実行します。

models = [4,8,32,20];
c = parcluster;
job = batch(c,@workerInvCode,0,{models});
wait(job);

クライアント上の ValueStore オブジェクトを取得します。オブジェクトのキーを表示します。

store = job.ValueStore;
keys(store)
ans = 4×1 string
    "result_1"
    "result_2"
    "result_3"
    "result_4"

キー "result_1" と "result_4" で指定された複数のエントリをオブジェクトから削除します。

remove(store,["result_1","result_4"]);

また、構文 store(key) = [] を使用してエントリを削除することもできます。キー "result_3" で指定されたエントリをオブジェクトから削除します。

store("result_3") = [];

更新後のオブジェクトのキーを表示します。

keys(store)
ans = 
"result_2"
ライブ スクリプトを開く

プロセス ワーカーの並列プール上でシミュレーションを実行し、クライアント上のファイル ストレージを取得します。ファイル ストレージは、キーとファイルのエントリをもつ FileStore オブジェクトです。このオブジェクトから、対応するキーでの指定どおりにエントリを削除します。

次のシミュレーションでは、乱数行列の平均と標準偏差を求め、結果を FileStore オブジェクトに保存します。

type workerStatsCode
function workerStatsCode(models)
% Get the FileStore of the current job
store = getCurrentFileStore;
for i = 1:numel(models)
    % Compute the average and standard deviation of random matrices
    A = rand(models(i));
    M = mean(A);
    S = std(A);
    % Save simulation results in temporary files
    sourceTempFile = strcat(tempname("C:\myTempFolder"),".mat");
    save(sourceTempFile,"M","S");
    % Copy files to FileStore object as key-file pairs
    key = strcat("result_",num2str(i));
    copyFileToStore(store,sourceTempFile,key);
end
end

プロセス ワーカーの並列プールを起動します。

pool = parpool('Processes');
Starting parallel pool (parpool) using the 'Processes' profile ...
Connected to the parallel pool (number of workers: 6).

このプールの FileStore を取得します。 

store = pool.FileStore;

プール上でシミュレーションを実行します。

models = [4,8,32,20];
future = parfeval(@workerStatsCode,0,models);
wait(future);

FileStore オブジェクトのキーを表示します。

keys(store)
ans = 4×1 string
    "result_1"
    "result_2"
    "result_3"
    "result_4"

キー "result_1" と "result_2" で指定されたキーとファイルのエントリをオブジェクトから削除します。更新後のオブジェクトのキーを表示します。

remove(store,["result_1","result_2"]);
keys(store)
ans = 2×1 string
    "result_3"
    "result_4"

入力引数

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MATLAB クライアントとワーカーで共有されるデータ ストレージまたはファイル ストレージ。ValueStore オブジェクトまたは FileStore オブジェクトとして指定します。

削除するエントリのキー。文字ベクトル、string スカラー、string 配列、もしくは文字ベクトルまたは string の cell 配列として指定します。

ヒント

  • ValueStore オブジェクトの場合は、構文 store(key) = [] を使用して、key で指定された 1 つのキーと値のエントリのみを削除することもできます。

バージョン履歴

R2022a で導入

参考

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